Never Rerun

2005/08/08 月 14:11
こばげん


これで、この国に与えられた最後の金融インフラの再構成の機会が失われたと、暗澹たる気持ちでいっぱいです。

たとえばどれだけEU憲法がディレイしても他のセグメントはせいぜい数年の遅れでしかなく成長を続けている現在、この脆弱で歪な金融システムをなんとかスピンオフさせるぎりぎりの機会を利権がらみで消し去って、何が得られるというのでしょう。

すくなくとも公的セグメントの余力は著しい低下を避けることが出来ないでしょう。
皆さんがいつも口にする「医療」「福祉」「年金」は当てられるリソースのさらなる減少によって破綻・再構成が早まり、再構成内容は(いわゆる)悪化することは決まったような物です。

もちろん今回との関連性など話に出ることはないでしょうが。

法案の出来がとても悪かったのは確かですが、あれ以上の妥協をされたらおしまいだったということもわからなかったのでしょうか。

先週末、国会中継で「金融サービスの全国一律を法律で担保しろ」などと世迷い言の極みをはいていた国会議員を見て怒りすら覚えられずに唯呆っと画面を眺めたときからこうなるかなとは思いましたが、それにしてもいざ決まると項垂れてしまいます。

まあ、メディアの報道がすべて謀ったように偏っていた時点でそうなる運命だったのかもしれませんが。

返す返す残念です。最後にせめて公社に与えられている優遇措置と公社職員の特別待遇をすべて廃止したい。

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