Centrinoの功罪ってな

2005/07/12 火 19:16
こばげん


CMTプラットフォームのおかげかどうかはともかく、CMTが影響をもたらしたのは確かなのは、無線LANの普及な訳ですが、CMTでセットにされる無線LANモジュールはIntel PRO/Wirelessシリーズ、現在では2200BG/2915ABGであります。
これがまた、性能という点ではかなり首をかしげたくなる出来なのが困りどころだったりするわけで。
前、2200BGが出た頃に内蔵していたNotePCと、APで計測したとき、液晶パネル側面にダイバシティアンテナが出てる2200BGより、PCカードスロットに差した11b/gカード(確かAtherosチップ。…もしかしたらBroadcomだったかもしれないが少なくともConexant・TI・Marvell・Realtekではなかったと思う)の方がリンク速度・実効速度共に数段上だったときはどうしようかと思ったものです。

ちなみに僕はVAIO typeTで2200BGを使ってますが、これでもやはり電波感度が不安定なので、たぶん2200BG自体がそんなものなんでしょう。
…2915ABG内蔵のLet's Noteはもっと悲惨な話を聞いたことがあります…

でもここで2200BG/2915ABGの替わりにAtherosやBroadcomのチップ搭載のMiniPCIボードを搭載すると、Centrinoマークは消滅し、マーケティング資金はもらえず、プラットフォーム購入に比べかなり割高なCPU単体価格で買わなければいけなくなるので困ったなと。

無線LANの普及には一役買いましたが、その製品自体の性能を見るといまいち…というのはどう評価すればいいのやら。

それはともかく、
NEC、新11aチャネル対応の11a/b/g無線LANルータと無線LANカード
11aバンド改正対応でNECのルータも新製品になりました。
嬉しいのはクライアントカードの出っ張りがフラットになったところですね。
11a/g両用カードでフラットというのはポイントが高いです。
…ただし802.1x対応サプリカントはつけてほしかったなぁ。
ビジネス向けとは限らず、公衆無線LANサービスでも証明書を使うことは増えていくのは間違いないと思われるのですから。

あと、AP側、Atherosの統合チップ採用のおかげで相変わらず無理矢理感漂う高スループットの出し方がいたい。
まあ世代ごとにクロックがあがってパフォーマンスは上がってるんですけど。
しかしながら暗号化アクセラレータとか内蔵しておりませんので…
あとどうせならマルチアンテナ・エセMIMO(STC無し)にしてほしかった…

[9] >>
comments (0)
trackbacks (212)


<< K7M(KN400A)
XCodeII-Lとかいいますがね >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.25R]