Micron 1300 2TB(MTFDDAK2T0TDL-1AW1ZABYY) ベンチマークレビュー

2019/09/11 水 22:59
こばげん


(実際には残り三種類もSLCキャッシュを採用している様ですが、TLC領域でも速度が同程度保てるため、あまり差が見えません)
BiCS3の二機種の波は、あるレンジごとにTLCへのMoveが起きてるためかもしれません(BiCS3はおそらくOn-chip Copyを採用していない)。


HD Tune Pro File Test(100GB/RW & Block Size)。画像サイズ注意(5760x2097px)。
image[5_HDT_FILE100]
こちらだと1300以外はキャッシュサイズをある程度推定できます。X600は15GB程度、Blue 3D(1TB)は12-15GBでしょうか。
ブロックサイズごとのテストはDelay=0のため、参考程度で。
1100のWriteが一部伸びないのは他でもそうなので間違いでは無いと思います。また小サイズではWrite優先なのはSandisk/WDの傾向ですね。



直接比較したい1100と1300だけを取り出したグラフを見てみましょう。
Micron 1100と1300のHD Tune Pro FILE TESTグラフ重ね合わせ。
image[1100_1300_write]
グラフ内の説明にあるように、薄めの線が1100です。
1100は32GBのSLCキャッシュ(Fixed size)が溢れると(Direct-to-TLCでは)書き込み速度は280-290MB/sに落ちます。
1300は少なくともシーケンシャルではほぼ速度が変わらず、470MB/s程度を維持しています。
 これはNANDのWrite Speed(tPROGの速さ)の違いが出てるためでしょう。IMFT 32Lは基本的にTLCモードでのtPROGが遅いのです。64L/96LはTLCだけに周辺回路を最適化しつつ、Planeあたりのサイズも小さくするなどしてWriteも速くなりましたので、4ch/4wayでも400MB/s以上稼げるようになったと思われます。


Micron 1300 2TB SSDをベンチマークで見てみました。
1100にあった、多少のビハインドのような部分は解消され、とくに苦手が無くなった感じです。大容量の安いSATA SSDが欲しかったらとりあえず選んでも大丈夫でしょう。



おまけ:CDI 8.3.0。
image[5_CDI]
S.M.A.R.T AttributeはいつものMicronですね。

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