Vertex Plus 120GB
発表されて、一度消えて、また発表されて、しかしペーパーローンチ状態だったVertex Plusの製品版が発売になったので、入手してぼんやり眺めてみました(OCZSSD2-1VTXPL120G)。先週土曜日には入荷したらしいのですが、「今週見つけた新製品」系で紹介されることもないぐらい忘れられている製品ですけど。ちなみにお値段15980だったかそれぐらい。うん、今となっては高いですね。PX-128M2Sの最安値の方が100円ぐらい安かったですよ…
もうシールから微妙。
CrystalDiskInfoで確認。ずいぶん属性値がかわりましたね。
既存のIndilinxのツールは全部使えません。FWは3.02。
CrystalDiskMark 3.0.1 1000MBランダム。構造化データの圧縮を行わなくなったようです(後述)。
…あの、Vertex(初代)より遅い気がするんですが…
SSDの基本的なパラメータのベンチマークとしてはたぶんもうこれだけで良いんじゃないかな的なAS SSD Benchmarkの結果。まあ…そのシンプルなIOパターンだとPS3105-S5の方が速いですね今や…
AS SSD Compression Benchmark。IDXなVertex(初代)のように圧縮率によって速度は変わることなく一定。傾向としてはBarefootコントローラではVertexよりAgilityに近いです(Agilityも実はあまり圧縮が効かなかった)。
Anvil's Storage Utilities Beta5のSSD Benchmark(46%圧縮データ)。
Vertexと比べると4K WriteのIOPSが多少、向上してるぐらいでしょうか。あとは微妙に低下。
ちなみに
初代Vertexに最近やっとリリースされたFirmware 1.7を適用してCDM(ランダム)。
0fill。圧縮効いてますね。
AS SSD Compression Benchmarkでも確認できます。
初代Agility(120GB)のAS SSD Compression Bnechmark結果。多少効いてはいるのですが、明らかに上掲のVertexより効いてないです(Vertex plusに近い)。
Agility 120GB(Firmware 1.7)のCDM(ランダム)ベンチ結果。
これからするとやっぱりVertex PlusというよりAgility Plusじゃないですかね…
値段的にはVertexですが。
これでWAが改善されて(NANDのCycle数低下を補って)TBWが伸びてなかったらションボリですね…
ATTOでカタログ値(Max Read: up to 250 MB/s)を再現しようとしてもどうやっても210MB/s以上伸びなかったということもありましたが、これは環境依存だと思って忘れることにしました。
おまけ:SLCだとどうなの、ということで。
K5-64iにFirmware2142をあてるとランダムでこれぐらいになります。Barefoot自体はこれぐらいまでのデータを処理できるということでもあります。SF-1000系などもそうですが。(SF-1x00系の読み出し時のチャンネル側ECCデコーダーが200MB/s強程度の帯域しかないので、ランダムデータだとどのコンフィグでもシーケンシャル読み出し速度がそのあたりで頭打ちになる)
K5-64で8000時間以上稼働させてるのもありますが、Read Error Rateも10→9のまま、消去失敗ブロックもカウントアップすらしていません。SLCにそれなりに賢いコントローラの組み合わせは気楽に使えるのがいいですね。コンシューマー向けにはもうほとんど無いですが。
もうシールから微妙。
CrystalDiskInfoで確認。ずいぶん属性値がかわりましたね。
既存のIndilinxのツールは全部使えません。FWは3.02。
CrystalDiskMark 3.0.1 1000MBランダム。構造化データの圧縮を行わなくなったようです(後述)。
…あの、Vertex(初代)より遅い気がするんですが…
SSDの基本的なパラメータのベンチマークとしてはたぶんもうこれだけで良いんじゃないかな的なAS SSD Benchmarkの結果。まあ…そのシンプルなIOパターンだとPS3105-S5の方が速いですね今や…
AS SSD Compression Benchmark。IDXなVertex(初代)のように圧縮率によって速度は変わることなく一定。傾向としてはBarefootコントローラではVertexよりAgilityに近いです(Agilityも実はあまり圧縮が効かなかった)。
Anvil's Storage Utilities Beta5のSSD Benchmark(46%圧縮データ)。
Vertexと比べると4K WriteのIOPSが多少、向上してるぐらいでしょうか。あとは微妙に低下。
ちなみに
初代Vertexに最近やっとリリースされたFirmware 1.7を適用してCDM(ランダム)。
0fill。圧縮効いてますね。
AS SSD Compression Benchmarkでも確認できます。
初代Agility(120GB)のAS SSD Compression Bnechmark結果。多少効いてはいるのですが、明らかに上掲のVertexより効いてないです(Vertex plusに近い)。
Agility 120GB(Firmware 1.7)のCDM(ランダム)ベンチ結果。
これからするとやっぱりVertex PlusというよりAgility Plusじゃないですかね…
値段的にはVertexですが。
これでWAが改善されて(NANDのCycle数低下を補って)TBWが伸びてなかったらションボリですね…
ATTOでカタログ値(Max Read: up to 250 MB/s)を再現しようとしてもどうやっても210MB/s以上伸びなかったということもありましたが、これは環境依存だと思って忘れることにしました。
おまけ:SLCだとどうなの、ということで。
K5-64iにFirmware2142をあてるとランダムでこれぐらいになります。Barefoot自体はこれぐらいまでのデータを処理できるということでもあります。SF-1000系などもそうですが。(SF-1x00系の読み出し時のチャンネル側ECCデコーダーが200MB/s強程度の帯域しかないので、ランダムデータだとどのコンフィグでもシーケンシャル読み出し速度がそのあたりで頭打ちになる)
K5-64で8000時間以上稼働させてるのもありますが、Read Error Rateも10→9のまま、消去失敗ブロックもカウントアップすらしていません。SLCにそれなりに賢いコントローラの組み合わせは気楽に使えるのがいいですね。コンシューマー向けにはもうほとんど無いですが。