午後になって気づく。金木犀の香りが、街に漂っているのでした。季節のめぐりは容赦ないなあ。
『ひぐらしのなく頃に 祭囃し編』をようやくやり終えた。ほとんど完璧なまでの大団円。部活メンバーその他の設定がバトル漫画くらいのインフレ起こしてんのはご愛嬌。ともかく有終の美と言って差し支えなかろうと思います。
ちゃんとSFだったし(予想してたほどにはSF設定に依存してなかったけど)、荒唐無稽な設定にある程度のリアリティを与えるだけの雰囲気づくりはなされていたし、満足満足。8編ひっくるめてひとつに考えると、瞠目すべき部分の多い作品だったと思う。
「鬼隠し編」の頃には、こんな形の結末が待っているなんて想像もしえなかった。簡潔に言い表すなら、センス・オヴ・ワンダー! ちょっと類を見ない形のホラーSFでした。
ただ、スタッフルーム(あとがきのようなもんですな)で作者が出張ってきて、作品内容についてごちゃごちゃ述べるのはちょっと興ざめなんですが、なんとかならなかったんですかねえ。
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