毎年のことだけど、1月が終わるときは
「ああ、もう1年の12分の1が過ぎてしまった」
と考える。あんまりにあっという間に、ひとつきなんて時間は過ぎてしまう。
2月にはあんまり「6分の1が」とか思わないのは、きっともう考えたくないからだ。
同じかけらがあと11あるのはまだ何とか耐えられるけど、5つはいかにも少ない。
一瞬の過去も、1000年の昔も、手が届かない遠さに変わりはないのに、いくらか時間を重ねればどこか別の場所へ行けると思っているのはまったく滑稽な気がする。
まあ、歩くしかないんだ。歩いてるかどうか限りなく怪しいが。
mail:gerimo@hotmail.com