髪を切ろうというときには、1000円カット専門店とかそういうところを平気で利用してきた私なのであるが、最近ちょっと値の張るところに行ってみたりもしている。まあ、本業の方は客商売な側面もありますので。
値の張るところと言ったってカットは5000円を超えない程度、たぶん世間一般からするとアベレージの美容院ということになるのだろう。私の感覚からすると目の玉が飛び出るほどなんですけど。
1000円のところと4000円のところでは、美容師の腕にも確かに差がある。しかし腕以上に差があるのが、店や、働いている人々の雰囲気そのものだ。
お高い店は、明るい。何か希望に満ちている。私達、やりたい道を見つけて頑張っているんです! というような、前向きさが空気にしみこんでいる。
お安い店は、暗い。どこか退廃的である。俺らに未来なんてねーし、別に行くところもねーし、といった諦念のようなものが漂い続けている。
いやもちろん、カット専門店で腕をみがきながら頑張っている人だっているだろうし、こんな決め付けは失礼以外の何物でもないとは思う。しかし、実感として、そうなのだ。
高めの店に行くまで、私にとって散髪は単なるタスクの一であった。しかし、高めの店の前向きな美容師のマッサージを受けながら何か楽しい会話をする、といった体験は、心身のリフレッシュと呼ぶにやぶさかではない。
オシャレがどうとかそういうことはほんとうにどうでもいいのだが、しかし、髪を切ったあとの心の天気がこうも違うのならば、高い金も無駄ではないのかな、などと。
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