設定が明かされるような重要回より、話が動かないときの方が面白いってのも珍しいな……。
で、今回はその重要回だったわけですが。裏の裏をかかれたー、という感じか。あまりにありがちな過去話。しかし、そのおかげで、ただの巻き込まれ型の主人公かと思われた依人が謎の中心に移動。これは明らかにノベルゲームと親和性の高いやり口だなあ。久弥直樹が自分の出自について刻印しているかのようだ。
さーて、設定がオーソドックスすぎるので微妙に先が不安になってきましたが。うまく突き抜けて欲しいところ。とりあえず蒼乃ねえさんが退院したので、そっち絡みの日常パートに期待しておこう。
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八十八夜を過ぎて、夏の気配が漂ってきましたね。お久しぶりです。不義理な奴ですいません。<br>電脳コイル、良く動いてて良いですね。世界設定も好みだし、ちょっと色彩的に寂しいかなとは思うけど、それも味かな。<br>ああいうメガネの演出を見ると、インプラントも良いけど、ガジェットにも心惹かれるものがある。<br>kanon終わらせました。甘ちゃんの自分はAIRよりもこっちの方が好きです。彼女達の先に数値海岸のAIが在ると思うと感慨深いです。<br>凹んでる時に物語や歴史の登場人物の孤独を考えると何だか勇気が出るんだけど、舞の孤独は『老人と海』やテルモピュライの戦いで玉砕したスパルタ人と一緒に自分の記憶の中にアーカイブされました。
お久しぶりです。お元気そうで何よりです。<br>いまはプリーストの『双生児』を読み中。この人はなんでこんなに小説がうまいのでしょう。<br>Kanonやり終えたそうで。麻枝准のシナリオがいちばん純粋に美しかったのはたぶんKanonだなあ、と思います。新作にはちょっと期待してるのですが難しいのだろうな……。彼女達の延長上が数値海岸のAI、というのは新鮮です。そういえばかのAIたちも悲しい物語を内包する存在でしたっけ。<br>Keyのライターでは麻枝准のことばっかり贔屓にしてましたが、上のエントリーにあるとおり、今期はKanon企画者だった久弥直樹が原案のsolaなるアニメをたいそう楽しんでいます。つくづく業が深いことで……
sola見てないです。今から追っかけるのはちょっとキツイんで見るとすればレンタル待ちかなぁ。<br>佐藤亜紀の『雲雀』文庫版を機に読んでます。姉妹編の『天使』を読んでないと話に着いていけないですけど、併せて超能力SFの傑作だと思います。超能力の描かれ方は静的。
solaは確かBIGLOBEで無料配信してますよ、と言ってみる。<br>天使・雲雀は読みました(もう内容忘れてしまいましたけど……)。能力の有り方と文体の選択が絶妙にマッチしていて舌を巻いた記憶があります。彼女もじつに熟練の書き手ですよねえ。よい小説を読んでいると幸せです。