トップ «前の日記(2007年09月04日(火)) 最新 次の日記(2007年09月23日(日))» 編集

もりげのどうかと思うような日記

過去の日記
feed:RSS/atom

2007年09月11日(火) リッチャンハカワイイデスヨ

アレステア・レナルズ『火星の長城』

『啓示空間』の人の、あれと同じ未来史に属する短編集。文句なしの傑作だったぞ。SFが読みたい、という気分なら、まず手にとって外れはありえないかと思います。

昔ながらのSF風味とNSOなスパイスの混ざり具合が絶妙。あと、身体改造とか意識の変容とかも扱いながら、なんだかんだで現在の我々の精神にぴったりフィットする作りになってる物語り具合も私のツボに来た。「ウェザー」なんて展開読めててもホロリとくるじゃないですか。

レナルズは短編だけ書いてればいいよ、と向井さんおっしゃってますが、本当にそんな感じがしました。

なんでこんなに短編うまいこと書けるのに、長編はあんなにダラダラ長いんだろうか、と。

などと言いつつ、実は長編含め割とこのシリーズのファンだったりもするん私なんですけどね。

[]

  1. もりげ (04-13)
  2. トリガラ (04-13)
  3. V林田 (04-12)


mail:gerimo@hotmail.com