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もりげのどうかと思うような日記

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2004年07月20日(火) スタッフリストに載せないで

観測史上最高って

暑いとさ、暑いと……

あれ。

暑いと……なんだっけ。

冲方先生 in ファフナー

おもしろいことに気づいた。氏がやたらと何かに取り乱して「おおおおおおおおおおおお俺が書く!」と日記に書き付けておられるのが、蒼穹のファフナー初回放送の日だった。で今回の3話がすごい評価を受けた直後、20日づけで脚本参加をはっきりと表明しておられるわけで。

もうこれは放映を見てその脚本のあまりのアレさ加減に狼狽して、文芸統括:冲方丁とか書かれちゃってる以上このまま放置すると沽券にかかわるよ! とあせりにあせって脚本参加。という流れとしか思えない。いや違うかもしれないですよ? でもそうとしか思えないなあ。

しかし……今からやって間に合うのか? もうすでに作品評価は固まりつつあるような気もしますが……。

本気で腹を立てました

はてなオフに行ってきたというコバゲン氏から衝撃的な話をきく。

そこで会った東浩紀やら宮台学派の人々が「小川一水をまっとうに評価するなんて気が知れない」というようなことを言っていたと。

東氏は、

小川一水はオタクナショナリズムを体現しただけだし、あれのどこがいいわけ?

みたいな意味のことをしゃべっていたらしい(主に『第六大陸』について)。

あのですね。どうしてなんでもかんでも「オタク」がどうとか言いたがるんでしょう? そういえば Key の "CLANNAD" からも「オタクみずから父となれ」とか抱腹のメッセージ読み取ってらっしゃいましたが。

『群青神殿』のどこがオタクナショナリズムですか? 『導きの星』のどこがオタクナショナリズムですか? 彼の作品はハードSFです。人類の果てしなき挑戦と、輝かしい未来を愛する至高の物語をめざしてるものなんです。ナショナリズムというならそれは宇宙の中における人類愛としてのナショナリズムです。あなたの大好きなオタクとも狭苦しいナショナリズムとも関係ありません。

ついでに上で出てきた冲方氏が、ハードSFという伝統ではなくて(よりオタク的でありましょう)ライトノベルとしての第六大陸評を書かれてますが、それを見たって小川氏が「オタク」なんか端から意識してないことは明らかです。意識してない以前にそんな要素はこれっぽっちも入ってません。彼が描くのは職業や職人であり、科学技術への讃歌だというだけの話です。

人々がみんな「オタク文化がどうこう」なんて意識をもって生きている/作品を生み出してると思ったら大間違いですよまったく。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
_ らじ@求道の果て (2004年07月21日(水) 21:01)

一オタクとして言わせていただければ<br>『第六大陸』のどこにオタク性があるのか<br>謎というか、何でもかんでもオタクに<br>絡めて論じる事で自分自信(東氏)の<br>延命を図っているのかなと。何がオタクかを<br>自分の凝り固まった見方から離脱出来ず<br>客観視出来ない人がオタクを語っている<br>というのもアレだなあと。半分呆れつつ。

_ kagami@好き好きおにいちゃん! (2004年07月21日(水) 21:37)

その発言が精緻な発言の引用なのか、またどういう文脈のなかでどのように行われたか<br>を検証せずに発言の一部分だけセンセーショナルに取り上げて批判するようなやり方は<br>フェアではないと私は思います。<br>東先生は私の知る限りにおいて、客観的な眼差しを持った方だと思います。

_ タカアキラ (2004年07月21日(水) 22:26)

そうだよー。伝聞だけで、腹立てても良くないよ。<br>でも東さんは、うかつなところあるし、言いそうだねぇ。

_ もりげ (2004年07月21日(水) 23:40)

伝聞をもとにした上で強い調子の非難をしたのは<br>確かにいささか問題でした。反省してます。<br>どのような文脈でなされた発言かはコバゲン氏にそれなりに<br>確認したうえではあったのですが……<br>以前からなんでもかんでもオタクと関連づけてるよなあ、<br>というような印象が蓄積してることは確かなんですよね。

_ こばげん (2004年07月22日(木) 00:02)

まずはじめに書いておきますが、もりげ氏の認識に誤りやフェアでない点があるとすれば直接聞いた私の責です。<br>ちなみにミステリとSFの関係から今のミステリの作家(西尾など)で、私が「SF作家という事で小川一水はどうですか?」と聞いた上での反応です。すくなくとも反応を聞いていた本人が読む限りはこの文章にまったくフェアでない点はないと思われますし、私の記憶違いではないと確信できる部分のみを取り上げてくれるようにお願いしたので、問題はないと考えています。<br><br>あー、あとあの体育会系のしゃべりの中で文脈を検証ってそらちょっと無理かと。<br>発言の内容に問題があるなどという場合は私宛で批判して下さるようお願いします。

_ kon (2004年08月01日(日) 03:05)

傍からみた人として、<br>オタクとかナショナリズムと称されることはそれ程屈辱的なのですか?<br>東浩紀が小川一水を評価してないのはよく解った。<br>で、そのオタクとナショが何を意味しているのか、<br>特に東浩紀がどういう意図で言ったのか、解るようには書かれていないわけですが。<br>東浩紀が小川一水を評価しないのに怒っているわけでなく、<br>オタクとつなげられた事に怒っているのなら、あんなのと一緒にするなということ?<br>ナショならファシズムと関係あるような言い方するなという事?<br>東浩紀が「オタクナショナリズム」と言ったなら上記2点とあんまり関係ないような、<br>気がするんですが。

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