そんな寒いトコ今すぐ出ておいで ありえ……_
投票を済ませたあと、件の日本の幻獣展に行って参りました。いや川崎市民ミュージアムって、僕が行く投票所の最寄りバス停からバスで一本なんですよ。
で、3年前も「呪いと占い展」というのをやっているように(ここのページにその様子が書かれていますが、呪いの藁人形の展示とかが愉快ですね)、どうもこういうのが好きなのかもしれない市民ミュージアムの展示だけあってかかなり楽しい代物でした。昔の古文書や絵に描かれたものだけでも見どころがありますが、河童・人魚・鬼・烏天狗・雷獣・龍などといった幻獣はミイラまで展示してあります。河童のミイラは結構よく聞く話ですが、雷獣のミイラとか初めて見ましたよ。その他にも最近の幻獣としてツチノコやらヒバゴンやらクッシー・イッシーやらの資料なんかも(この資料の多くが並木伸一郎氏所蔵のものだったというのには僕も笑いました)。えーと、あとは「すばらしい世界旅行」のイエティ・サスカッチ・クッシーなどの探索の回も上映してましたね。
とにかくそんなこんなで素晴らしかった。図録と「ありえ」(尼彦入道(海から出てきて予言をする件みたいな幻獣)の変種)の携帯ストラップまで買ってしまいましたよ。「あまびこ」(これも尼彦入道)ってのもあったんですが、ツラがガッツ星人みたいで微妙にキモいのでやめました。
なお、個人的に気に入った幻獣はここにもでーんと出ている「印旛沼出現怪獣」ですかね。とぼけたツラしてますが、雷のような音を立てて役人ら13人を即死させた荒くれです。
あと、幻獣がマンボウと一緒に書かれてる絵巻物なんてのも良かったですね。確かにマンボウは幻獣っぽい。
見終わったあとは、ついでに、ミュージアムで同時にやっていた谷岡ヤスジの世界展も鑑賞。『メッタメタガキ道講座』とか『アギャキャーマン』などの原画展示が主でした。
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ちなみにこの市民ミュージアム、漫画とかに関しての展示が多く、ヲタならちらと頭の隅にとどめていても損のないところですよ。
日本広しと言えども、『Oh☆ジャリーズ』とか『ネ暗トピア』とかのパネルが常設で展示されてる博物館なんてここぐらいでしょう。その他にも、3年位前には、ロボット映画祭なんてものをやって「惑星ロボダンガードA対昆虫ロボット軍団」(何と演出が石井輝男)などを上映するといった蛮行を行っていたりしますしね。
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なお、市民ミュージアムのすぐ近くには、住職が日本漫画家協会特別会員で「日本漫画博物館 まんが寺」の異名を持つ常楽寺(まあまんがと言っても岡本一平とかそういう世界ですけど)なんてのもあります。ついでに行ってみてもいいかもです。
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↑の書いてて思ったんですが、そういや秋竜山って今何やってるんでしょう。98年までは本が出てて、2000年には講演をしてることは判明してるんですが、それ以後はよく分からない。ググってたら、「故・秋竜山」って文章に出くわしてびっくりしたんですが死亡記事見つからないし、漫画家協会に名前があるってことはまだ存命ですかね? うーむ。