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2006年04月07日(金)
BANZAI_

また1月あいてますね。

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最近何をやっていたかというと、この本買ってずっと、今SF界で一番アツいあのゲームをやってました。もう皆さんお分かりですね。そう、HARAKIRIです。いやごめんなさいお分かりにならないと思います。知らない方は、ここここを熟読してください。
とりあえず豊臣秀吉と大老井伊では天下を統一しました。大老井伊、一見難しそうですが、青木昆陽や由井正雪あたりを切腹させて人員に空きを作り、日の本最強の鉄砲隊である真田昌幸や日の本最強のNINJAである平将門とかいう人(何故か平家一門にこっそり混ざってる)を引き抜いてしまえば後はそう難しくない(ペリーとフビライさえ攻めてこなければ)です。序盤金はあるので引き抜き楽ですし。
いや全くこいつら強すぎなんですよ。最強の相撲レスラーである吉川元春を抱えている毛利元就とか本来は強敵のはずなんですが、昌幸なら一人で壊滅させられますし。平清盛とかも将門がいなければ昌幸一人でなんとかなりますね。
あー、将門だの井伊だの、読んでて「こいつは何を書いてるんだ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まあ是非上のサイトを読んでくださいな。本当にそういうゲームなんだよ!

まああれですよ、今SF界での話題のトレンドといえば、HARAKIRI、喰いしん坊!、ぱにぽに(含だっしゅ)の3つなので、みんなおさえればいいと思いますよ。リアルフィクションリアルフィクション。

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ライトノベル大陸戦記を読んで思ったことを少し。
SFは帝国というより宗教団体の方がしっくりくる気もします。昔は教皇の影響力も絶大(イッパン=ブンゲー帝国の民がカノッサの屈辱ってたと言ってもいい程に)で直轄領も広かったんですが、今や……みたいな。「超能力」などといった教義は広く(この大陸では特に)浸透したんですが、コアな信徒はすっかり鳴りを潜めてしまったという話で。時々イッスイ・オガワなどのような敬虔な信徒も出てはくるんすけどね。
あと、昔のコバルト王国は今のような民族浄化が行われていなかったので、暗黒大陸度が低かったんすよな。後に八面六臂の活躍をすることになるバク・ユメマクラもここの出身(まあ雑誌デビューとなると話が変わるんですが、初単行本はコバルト)ですしな。ジロー・アカガワが今でもコバルト王国で働いているのはそういうのの名残な気がします。




2006年04月13日(木)
週刊少年誌五誌連載作家_

少し前にこちらのコメント欄にて、週刊少年誌の連載グランドスラムについてちと書き込みしてたんですが、あんま人のコメント欄でぐだぐだ言ってるだけというのもアレなので、まとめときます。いやあ、このあたりのことについてまとめてるサイトが前にあったんですが、消えてたんすよなー。
抜け・間違いがあるかとも思いますので、気がついた方は掲示板にでも。作品名の後の数字は連載年度。

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まずは柳沢きみお。この人がジャンプデビュー(しかも元はとりいかずよしのアシ)って今じゃ信じられないなあ。

ジャンプ
女だらけ(73〜75)
温泉ボーイ(76)

マガジン
翔んだカップル(78〜?)
朱に赤(?)
スターズ(?)
BOY(?)

サンデー
ぼくちゃん先生(76)
ウエルカム(90)

チャンピオン
月とスッポン(76〜?)
正平記(?)
ボーイズライフ(?)

キング
すくらんぶるエッグ(77〜80)

「さえない男が美少女にモテてモテて困っちゃう」というラブコメフォーマットを作り上げた功績は偉大なはずなんですが、なんかいま一つ省みられないこの人。資料が少なくて連載時期がよく分からないのが多いんですよ。
今のところ、最後の「5誌連載作家」になりますな。

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続いては望月三起也。

ジャンプ
突撃ラーメン(70)
ジャパッシュ(71)
ザ・キッカー(72)

マガジン
大砂神(67)

サンデー
竜の旗(66)
日の丸陣太(67)
夜明けのマッキー(70)

チャンピオン
はだしの巨人(72)

キング
隼(63)
秘密探偵JA(65〜69)
ワイルド7(69〜79)
俺の新撰組(79)
優しい鷲JJ(80〜81)

「ワイルド7」を筆頭に「秘密探偵JA」「俺の新撰組」「優しい鷲JJ」と、キングを主戦場とするアクション作家という印象ばかり強い人ですが、「包丁人味平」より早い料理漫画「突撃ラーメン」なんてのもある(いや俺読んだことないですけど)んすよな。

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続いて貝塚ひろし。

ジャンプ
父の魂(68〜71)

マガジン
ハヤブサ新吾(62)
ロボット長島(63)

サンデー
九番打者(64〜65)
ミラクルA(65〜66)
あばれ王将(66〜67)
日吉の城(72)
柔道賛歌(72〜75、原作・梶原一騎)
仮面豪打丸(75)
オニ修行(76〜77)

チャンピオン
赤い牙(?)
烈風(?)

キング
ロボットリキちゃん(65)
わんぱく先生(65〜67)
どろぼっ子(67)
ゼロ戦行進曲(67〜68)

もう今となっては名前を知らない人も多そうだ……。今新刊で読めるのは「柔道讃歌」だけですよ(ちょっと前に学研から「烈風」が復刊されましたがこれももう絶版)。しかもこれ、カジ・センセの作品としてはかなりマイナーな部類ですし……。誰か「ロボット長島」復刊してくれんかなあ。

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続いて赤塚不二夫。

ジャンプ
赤塚ギャグ笑待席(69〜70)
おれはゲバ鉄!(70)

マガジン
キツツキ貫太(61)
ジャイアントママ(65)
天才バカボン(67〜69、71〜76)
建師ケン作(77、原作:牛次郎)

サンデー
おそ松くん(62〜69)
もーれつア太郎(67〜70)
天才バカボン(69〜70)
ぶッかれ・ダン(70〜71)
レッツラゴン(71〜74)
少年フライデー(74〜75)
のらガキ(75〜76)
母ちゃんNo.1(76〜77)
ギャグありき(77)

チャンピオン
ワルワルワールド(74〜75)

キング
荒野のデクの棒(68)
われら8プロ(68)
ニワトリ一家(69)
風のカラッペ(70)

ゲバ鉄とかワルワルワールドとかいま一つ影が薄いですね。おそ松にア太郎にレッツラゴンと揃ってるあたり、サンデー作家というイメージはあります。

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そして神。

ジャンプ
ライオンブックス(71〜73)

マガジン
W3(65)
三つ目がとおる(74〜78)
未来人カオス(78〜79)

サンデー
スリル博士(59)
0マン(59〜60)
キャプテンKen(60〜61)
白いパイロット(61〜62)
勇者ダン(62)
W3(65〜66)
バンパイヤ(66〜67)
どろろ(67〜68)
ダスト18(72)
サンダーマスク(72〜73)

チャンピオン
ザ・クレーター(69〜70)
やけっぱちのマリア(70)
アラバスター(70〜71)
ミクロイドS(73)
ブラック・ジャック(73〜78)
ドン・ドラキュラ(79)
七色いんこ(81〜82)
プライム・ローズ(82〜83)
ブッキラによろしく!(85)
ゴブリン公爵(85〜86)
ミッドナイト(86〜87)

キング
ノーマン(68)
鬼丸大将(69)
アポロの歌(70)

初期はサンデー、後期はチャンピオンって感じですね。サンデー最後の連載がサンダーマスクってのはなんですが。マガジンで10年連載がないのは「W3事件」でググって下さい。

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そしてGO永井。

ジャンプ
ハレンチ学園(68〜72)
ネッけつ団(71)
マジンガーZ(72〜73)

マガジン
じん太郎三度笠(68)
荒野の剣マン(68)
キッカイくん(69〜70)
幻想恐怖絵噺(71、シリーズ連載)
オモライくん(72)
デビルマン(72〜73)
バイオレンスジャック(73〜74)
イヤハヤ南友(74〜76)
手天童子(76〜78)
黒の獅士(78〜79)
凄ノ王(79〜81)
This is 大介(82)
アイアンマッスル(83、原案/鈴木光)

サンデー
GO!豪!ナンセンス(70)
まろ(70〜71)
ズバ蛮(71)
あにまるケダマン(72)
ドロロンえん魔くん(73〜74)
おいら女蛮(74〜76)
スペオペ宙学(78〜79)

チャンピオン
あばしり一家(69〜73)
キューティーハニー(73〜74)
バクラツ教室(74)
まいるど7(81)

キング
がんばれスポコンくん(72)
心霊探偵オカルト団(75〜76、原作/高円寺博 絵/永井豪・石川賢)
バイオレンスカー炎の鷹(77〜78、協力/高円寺博・蛭田充)
若バカさま(78)

全3回であるネッけつ団やシリーズ連載である幻想恐怖絵噺を連載にカウントしていいのかは何とも言えませんが、それさっ引いたとしても立派な作品量ですね。オモライくん・デビルマン・ジャックの三大傑作が揃うマガジン連載作が強力ですが、ジャンプやチャンピオンでもハレンチやあばしりなどヒット作を出しているところは流石。

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そして最後、ジョージ秋山。

ジャンプ
黒ひげ探偵長(69)
デロリンマン(69〜70)
現約聖書(70〜71)
ばらの坂道(71〜72)
灰になる少年(73)
どはずれ天下一(74)
シャカの息子(81)
海人ゴンズイ(84)

マガジン
パットマンX(67〜68)
ほらふきドンドン(69〜70)
アシュラ(70〜71)
ハガクレM之助(71)
電撃ハリキリ娘ピンチー(74)
デロリンマン(75〜76)
ぼんくら同心(76〜77)
花の咲太郎(78〜79)

サンデー
銭ゲバ(70〜71)
告白(71)
ザ・ムーン(72〜73)
サギバッパ(76)
青春の河(77〜78)

チャンピオン
ざんこくベビー(69〜70)
怪力ボンゴ(71〜72)
ゴミムシくん(72〜73)
屁の忍法帳(73、シリーズ連載)
よたろう(連載途中で「花のよたろう」に改題)(74〜79)

キング
ズッコケ仁義(70)
ずんばらりん(71)
スターダスト(74〜75)
ギャラ(79〜81)

まさかこの人が一番作品数多いとは……。もしかして、日本の漫画家の中で週刊少年誌における連載作品の数が一番多いのでは……? ジャンプならデロ、マガジンならアシュラ、サンデーなら銭ゲバ、チャンピオンならよたろう、キングならギャラと、全ての雑誌でヒット作・話題作を生んでいるのも凄いことです。
あと、70年の秋ごろに行っていた週刊誌五誌同時連載(現約聖書、アシュラ、銭ゲバ、ズッコケ仁義と、今は亡き週刊ぼくらマガジンでの「ギョロメンハカセ」)も無茶な話すよなあ。

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余談ですが、永井豪とジョージ秋山は、コロコロコミックとコミックボンボン双方で連載を持った希有な作家です。あとジョージ秋山は、少年ガンガンで連載(「ドブゲロサマ」)を持った唯一の大御所。

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そういや調べてて気付いたんですが、松本零士にチャンピオンで連載がなかったのはちと意外。ハーロックやガンフロンティアはプレイコミックだし、ヤマトやダンガードは冒険王だったんすなー。




2006年04月14日(金)
SHINJIはやはりえらい_

今週の「喰いしん坊!」にはまたまた度肝を抜かれましたぜ。素晴らしい特訓風景だ。俺もああいう生き方をしてみたいものです。

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昨日の続き。
人に教えてもらって、5大少年誌で連載達成していた人がもう一人居たことを知りました。

ジャンプ
ケッパレ!太田投手(70、原作:五十嵐幸吉・夏木信夫)

マガジン
野球狂の詩(72〜76)
光の小次郎(81〜?)
極道くん(84〜?)

サンデー
男どアホウ甲子園(70〜75、原作:佐々木守)
一球さん(75〜77)

チャンピオン
銭っ子(70〜?、原作:花登筐)
ドカベン(72〜81)
ダントツ(81〜?)
大甲子園(83〜?)
虹を呼ぶ男(87〜89)
おはようKジロー(89〜95)
ドカベン プロ野球編(95〜04)
ドカベン スーパースターズ編(04〜)

キング
やったれ!チビ(66)
太陽っ子(66)
下町サムライ(66〜67)
ファイティング番長(67〜68、原作:梶原一騎)
エースの条件(69〜70、原作:花登筐)
輪球王トラ(72〜?、原作:牛次郎)
ヘイ! ジャンボ(72〜?)
アルプスくん(74〜?)

名前は言わずともこのラインナップでお分かりですね。いただきヤスベエ(原作:牛次郎)もキングだった気がしますが確証持てず。
今じゃ水島=野球だと思っている人も多いと思いますが、初期のヒット作「銭っ子」はスポーツ関係ない話ですし、「アルプスくん」はプロレス、「輪球王トラ」に至ってはおそらく日本唯一のサイクルサッカー漫画です。ちなみに、「エースの条件」ってのは、あまり知られていませんが、あの「アパッチ野球軍」の前日譚にあたる漫画ですな。
しかし水島先生がジャンプで連載持ってたとは思わなかったなあ……。ちなみに、甲子園のヒーロー、太田幸司(元近鉄)を描く漫画だったらしいですよ。
そして、チャンピオンの連載を見るとやはりこの人凄いなとあらためて思うわけです。いくら最近がちとアレといえども。
思えば、70年代から現在まで週刊少年誌で描き続けている人って水島新司・あだち充・秋本治ぐらいですよな。

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数え方によっては達成してるのが水木しげる。

ジャンプ
悪魔くん千年王国(70)

マガジン
墓場の鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎)(65〜70)
悪魔くん(66〜67)
地獄の水(66)

サンデー
河童の三平(68〜69)
ゲゲゲの鬼太郎(71)

チャピオン
のんのんばあ(75〜76、1975.11.03、12.01、1976.01.01、03.01号に掲載のシリーズ連載)

キング
妖怪百物語(68、原作:大映/吉田哲郎)
ぽけっとまん(78)

のんのんばあを連載に数えていいのかですね。ちなみに千年王国は悪魔くんとは設定が結構違う話ですよ。十二使徒が家獣しか被ってないし。

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もう一人、数え方によっては達成してるのが小林よしのり。

ジャンプ
東大一直線(76〜79)

マガジン
異能戦士(84)

サンデー
よしりんぞーん(93、シリーズ連載)

チャンピオン
いろはにほう作(?)
忠牛ばっふぁ郎(?)

キング
風雲わなげ野郎(81〜82)

4誌は文句無い連載。問題はサンデーで、93年の7・12・17号と掲載された「よしりんぞーん」を連載と認めるかですね。まあ認めないにしても最後の「4誌連載漫画家」です。
「その先はいわないで!」の「異能戦士」に、一部ですげえ評価の高い「いろはにほう作」、画報社公式サイトで「アダ花」と書かれてる「風雲わなげ野郎」(確か昔のゴー宣に、これに関するエピソードが載ってた気がする)……。
結構再評価すべき作品群の気もしますが、現状にアレなものがあるとどうにも昔の作品がきちんと評価されにくいところってのはありますやね。

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で、漫画原作者で5誌を達成したって人もいるわけですよ。
まずは牛次郎。

ジャンプ
包丁人味平(73〜77、ビッグ錠)

マガジン
カワリ大いに笑う!(71〜72、桑田次郎)
釘師サブやん(71〜72、ビッグ錠)
建師ケン作(77、赤塚不二夫)

サンデー
風魔孤太郎(72、石川賢)
ごろんぼ松(79、久寿けいすけ)
こちゃんと礼(82〜83、緒方智巳)

チャンピオン
ガッツべんけい(80、上山とちひこ)
プラレス3四郎(83〜85、神矢みのる)

キング
輪球王トラ(72〜?、水島新司)

いただきヤスベエの確証が持てないこと水島新司に同じ。上山とちひこってのは後のうえやまとちですね。

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そしてこの人、カジ・センセ。

ジャンプ
男の条件(68〜69、川崎のぼる)
人生二勝一敗(70〜71、聖日出夫)
侍ジャイアンツ(71〜74、井上コオ)
花も嵐も(75、川崎のぼる)

マガジン
チャンピオン太(62〜63、吉田竜夫)
忍者柴田(63、古城武司)
ハリス無段(63〜65、吉田竜夫)
二刀流力道山(64、水島朗)
魔犬ムサシ号(65、石川球太)
大妖虫サソラ(65、鹿野さとる)
偉大なる王(65、古城武司)
巨人の星(66〜71、川崎のぼる)
大魔鯨(66、川崎のぼる)
白い魔神(67、川崎のぼる)
キングコング(67、一峰大二)
あしたのジョー(68〜73、ちばてつや)
白鯨(68、影丸譲也)
タイガー・マスク(71、辻なおき)
空手バカ一代(71〜77、つのだじろう・影丸譲也)
愛と誠(73〜76、ながやす巧)
紅の挑戦者(73〜75、中城健)
火乃家の兄弟(連載途中で「青春山脈」に改題)(77〜78、かざま鋭二)
四角いジャングル(78〜80、中城健)
初恋物語(80〜81、小野新二)
悪役ブルース(82〜83、峰岸とおる)

サンデー
おとこ道(70〜71、矢口高雄)
ケンカの聖書(71、石井いさみ)
柔道賛歌(72〜75、貝塚ひろし)
天下一大物伝(75〜77、大島やすいち)
ゴッド・アーム(76〜77、桑田次郎)
英雄失格(77〜78、やまさき拓味)
プロレススーパースター列伝(80〜83、原田久仁信)

チャンピオン
夕やけ番長(69〜70、荘司としお)
朝日の恋人(70〜71、かざま鋭二)
太陽の恋人(71〜72、かざま鋭二)
夕日の恋人(72、かざま鋭二)
剣は道なり(72、荘司としお)
格闘士ローマの星(76〜77、ふくしま政美)
最強・最後のカラテ(79〜80、岡本春助)

キング
まぼろし大将(65、左馬一平)
柔道一直線(67〜70、永島慎二・斎藤ゆずる)
ファイティング番長(67〜68、水島新司)
ジャイアント台風(68〜71、辻なおき)
復讐記(69、影丸譲也)
キック魂(69、南波健二)
赤き血のイレブン(70〜71、園田光慶・深大路昇介)
おれとカネやん(73〜75、古城武司)
悪役天使(76、一大寺鉄)
マットの獅子王(76〜77、小畑しゅんじ)
明日へキックオフ(76〜77、前田俊夫)
おかあさん(78〜80、はしもとかつみ)

やはりカジ・センセは偉大すぎですね。60年代後半から70年代にかけての少年誌の帝王はこの人以外ありえない。
こうして見ると、結構意外な人とも組んでるものですなー。聖日出夫に矢口高雄、桑田次郎にふくしま政美にうろつき童子の前田俊夫まで。永島慎二だって冷静に考えてみれば信じがたい組み合わせですよな。
「愛と誠」が終わったあたりからは正直凡作ばかり(列伝は除く)という印象ですが、まあこの頃は映画とかにも手出してて漫画原作への情熱減ってたんでしょうなあ。
なにはともあれ、ビバ! カジ・センセ! ビバ! カジ・センセ!
あとあんま今までの話と関係ないですが、未来人王を誰か復刻してほしい。

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さて以下は惜しくも4誌達成の人たち。
まずは石森。

マガジン
怪傑ハリマオ(60〜61、原作:山田克郎)
勇気くん(61、原作:福島正美)
にいちゃん戦車(62)
となりのたまげ太くん(65)
ドテピン太郎(65)
狂犬(66)
サイボーグ009(66〜67)
シアワセくん(67)
幻魔大戦(67)
リュウの道(69〜70)
アニマル・ファーム(70、原作:G.オーウェル)
仮面ライダー(71)
変身忍者 嵐(72)
ロボット刑事(73)
鉄面探偵ゲン(75〜76)
多羅尾伴内(77〜78、原作:比佐芳武・共作:小池一夫)

サンデー
トンカツちゃん(59、原作:八木基克、南汀子名義)
ダイナミック3(59〜60)
かけだせダッシュ!(60)
タカの羽根(65)
佐武と市捕物控(67)
ブルーゾーン(68)
闇の風(69)
CM野郎(70)
人造人間キカイダー(72〜74)
イナズマン(73〜74)
がんばれロボコン(74〜75)
秘密戦隊ゴレンジャー(75〜76)
ドッグワールド(76〜77)
サイボーグ009(79〜81)
グリングラス(83〜84)

チャンピオン
原始少年リュウ(71〜72)
ちゃんちきガッパ(74)
番長惑星(75〜76)
警視庁少年課(84)

キング
サイボーグ009(64〜65)
海賊王子(66)
石森まんが学園(67)
怪奇ハンター(68)
オーとうちゃん(69〜70)
ギルガメッシュ(76〜77)

ジャンプでは69年に読切で「おれとおれ」を載せていますが連載は無し。意外と原作ものが多いすな。

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次は藤子不二夫。

マガジン
きえる快速車(63、原作:久米みのる)
サンスケ(64、A)
わかとの(65、A)
少年時代(78〜79、A、柏原兵三「長い道」より)

サンデー
海の王子(59〜61、原案:高垣葵)
くまんばち作戦(62、A)
ビッグ・1(62、A)
海の王子(64)
オバケのQ太郎(64〜66)
パーマン(67、F)
21エモン(68〜69、F)
ウメ星デンカ(69、F)
仙ベエ(71〜72)
プロゴルファー猿(74〜78、A)

チャンピオン
狂人軍(69〜70、A)
チャンピオンマンガ科(70〜72、A)
魔太郎がくる!!(72〜75、A)
ブラック商会変奇郎(76〜77、A)

キング
フータくん(65、A)
怪物くん(67〜69、A)
十手の十一(68、A)
黒ベエ(69〜70、A)
マボロシ変太夫(71〜72、A)
まんが道(77〜82、A)

やはりネックはジャンプ。あとチャンピオン・キングはA先生しか描いてませんね。「狂人軍」読んでみたいなあ……。

-
次、横山光輝。

マガジン
風夜叉(65)
コマンドJ(65〜66)
闇の土鬼(73〜74)
狼の星座(75)
少年忍者風よ(78、原作:葉山伸)

サンデー
宇宙警備隊(61〜62)
伊賀の影丸(61〜66)
飛騨の赤影(連載途中で「仮面の忍者赤影」に改題)(66〜67)
ジャイアントロボ(67〜68)
地球ナンバーV7(68〜69)

チャンピオン
バビル二世(71〜73)
あばれ天童(74)
マーズ(76)
新仮面の忍者赤影(87)

キング
暗殺道場(69)
魔界衆(76)

やはりジャンプがない。
そういえば調べてる途中でWikipedia見て初めて知ったんですが、「その名は101」ってバビルの3部と4部の間のエピソードになるんすな。単純に続編なんだと思ってた。

-
次はつのだじろう。

マガジン
逆転王(62〜63)
空手バカ一代(71〜77、原作:梶原一騎・73年途中からは影丸譲也が作画)
その他くん(75〜76)
うしろの百太郎(73〜76)

サンデー
ぼくはジョンべえ(60)
ブラック団(64〜66)
おれの太陽(65〜66)
怪虫カブトン(66)
グリグリ(67)
てなもんや一本槍(68、原作:香川登志緒)
メギドの火(76)

チャンピオン
泣くな! 十円(71〜73)
恐怖新聞(73〜76)
亡霊学級(73)

キング
忍者あわて丸(65〜67)
ピョンピョン丸(67)
腕白ドリム(67〜68)
5五の龍(78〜81)
呪凶介PSI霊査室(?)

この人もネックはジャンプ。オカルトというイメージの強い人ですが、実はギャグやスポーツものにも強いんですよ。5五の龍は将棋漫画の嚆矢。

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続いて石川球太。

マガジン
アパッチ投手(59〜60、原作:佐野美津男)
太平洋遊撃隊(63、原作:光瀬龍)
犬丸(64、原作:白石一郎)
魔犬ムサシ号(65、原作:梶原一騎)
牙王(65〜66)
野生犬サボ(68〜69)
野犬王ナチ(71)
風のタナトス(72)

サンデー
少年ケニア(61〜62、原作:山川惣治)
緑の無人島(63、原作:南洋一郎)
原人ビビ(66〜67)
人喰鉄道(69、原作:戸川幸夫)

チャンピオン
ザ・のら犬(75〜76)
ウル(76〜77)

キング
巨人獣(71)

またジャンプだよ。矢口高雄・飯森広一・石川球太で日本三大動物漫画家と呼んでみたいと今思いました。あ、ちなみにこの人は谷口ジローの師匠。

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続いて川崎のぼる。

ジャンプ
男の条件(68〜69、原作:梶原一騎)
どうどう野郎(69〜70)
荒野の少年イサム(71〜74、原作:山川惣治)
花も嵐も(75、原作:梶原一騎)

マガジン
大魔鯨(66、原作:梶原一騎)
巨人の星(66〜71、原作:梶原一騎)
白い魔神(67、原作:梶原一騎)
熊殺陣(67)

サンデー
アタック拳(65)

キング
ハリケーン99(66)

チャンピオンがネック。カジ・センセとの組み合わせが多いですね。

-
4誌と言っていいのか微妙な松本零士。

ジャンプ
光速エスパー(69〜70)

マガジン
男おいどん(71〜73)
ワダチ(73〜74)
大純情くん(77)
Queenエメラルダス(78)

サンデー
戦場まんがシリーズ(73〜78、シリーズ連載)

キング
パニック・ワールド(71)
銀河鉄道999(77〜81)

戦場まんがを連載とカウントしていいのかですね。チャンピオンに連載が無いのは昨日書いた通り。

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しかし調べるの結構めんどかったです。こういう時に、インターネットってなんだかんだで無い情報は全然ないって事を実感しますね。
ちなみに前に実感したのは「幻魔タロット」について調べてた時。ググっても全然情報が出ねえんだよ! ガンガン出られても困りますけど。





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