SHINJIはやはりえらい_
今週の「喰いしん坊!」にはまたまた度肝を抜かれましたぜ。素晴らしい特訓風景だ。俺もああいう生き方をしてみたいものです。-
昨日の続き。
人に教えてもらって、5大少年誌で連載達成していた人がもう一人居たことを知りました。
ジャンプ
ケッパレ!太田投手(70、原作:五十嵐幸吉・夏木信夫)
マガジン
野球狂の詩(72〜76)
光の小次郎(81〜?)
極道くん(84〜?)
サンデー
男どアホウ甲子園(70〜75、原作:佐々木守)
一球さん(75〜77)
チャンピオン
銭っ子(70〜?、原作:花登筐)
ドカベン(72〜81)
ダントツ(81〜?)
大甲子園(83〜?)
虹を呼ぶ男(87〜89)
おはようKジロー(89〜95)
ドカベン プロ野球編(95〜04)
ドカベン スーパースターズ編(04〜)
キング
やったれ!チビ(66)
太陽っ子(66)
下町サムライ(66〜67)
ファイティング番長(67〜68、原作:梶原一騎)
エースの条件(69〜70、原作:花登筐)
輪球王トラ(72〜?、原作:牛次郎)
ヘイ! ジャンボ(72〜?)
アルプスくん(74〜?)
名前は言わずともこのラインナップでお分かりですね。いただきヤスベエ(原作:牛次郎)もキングだった気がしますが確証持てず。
今じゃ水島=野球だと思っている人も多いと思いますが、初期のヒット作「銭っ子」はスポーツ関係ない話ですし、「アルプスくん」はプロレス、「輪球王トラ」に至ってはおそらく日本唯一のサイクルサッカー漫画です。ちなみに、「エースの条件」ってのは、あまり知られていませんが、あの「アパッチ野球軍」の前日譚にあたる漫画ですな。
しかし水島先生がジャンプで連載持ってたとは思わなかったなあ……。ちなみに、甲子園のヒーロー、太田幸司(元近鉄)を描く漫画だったらしいですよ。
そして、チャンピオンの連載を見るとやはりこの人凄いなとあらためて思うわけです。いくら最近がちとアレといえども。
思えば、70年代から現在まで週刊少年誌で描き続けている人って水島新司・あだち充・秋本治ぐらいですよな。
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数え方によっては達成してるのが水木しげる。
ジャンプ
悪魔くん千年王国(70)
マガジン
墓場の鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎)(65〜70)
悪魔くん(66〜67)
地獄の水(66)
サンデー
河童の三平(68〜69)
ゲゲゲの鬼太郎(71)
チャピオン
のんのんばあ(75〜76、1975.11.03、12.01、1976.01.01、03.01号に掲載のシリーズ連載)
キング
妖怪百物語(68、原作:大映/吉田哲郎)
ぽけっとまん(78)
のんのんばあを連載に数えていいのかですね。ちなみに千年王国は悪魔くんとは設定が結構違う話ですよ。十二使徒が家獣しか被ってないし。
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もう一人、数え方によっては達成してるのが小林よしのり。
ジャンプ
東大一直線(76〜79)
マガジン
異能戦士(84)
サンデー
よしりんぞーん(93、シリーズ連載)
チャンピオン
いろはにほう作(?)
忠牛ばっふぁ郎(?)
キング
風雲わなげ野郎(81〜82)
4誌は文句無い連載。問題はサンデーで、93年の7・12・17号と掲載された「よしりんぞーん」を連載と認めるかですね。まあ認めないにしても最後の「4誌連載漫画家」です。
「その先はいわないで!」の「異能戦士」に、一部ですげえ評価の高い「いろはにほう作」、画報社公式サイトで「アダ花」と書かれてる「風雲わなげ野郎」(確か昔のゴー宣に、これに関するエピソードが載ってた気がする)……。
結構再評価すべき作品群の気もしますが、現状にアレなものがあるとどうにも昔の作品がきちんと評価されにくいところってのはありますやね。
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で、漫画原作者で5誌を達成したって人もいるわけですよ。
まずは牛次郎。
ジャンプ
包丁人味平(73〜77、ビッグ錠)
マガジン
カワリ大いに笑う!(71〜72、桑田次郎)
釘師サブやん(71〜72、ビッグ錠)
建師ケン作(77、赤塚不二夫)
サンデー
風魔孤太郎(72、石川賢)
ごろんぼ松(79、久寿けいすけ)
こちゃんと礼(82〜83、緒方智巳)
チャンピオン
ガッツべんけい(80、上山とちひこ)
プラレス3四郎(83〜85、神矢みのる)
キング
輪球王トラ(72〜?、水島新司)
いただきヤスベエの確証が持てないこと水島新司に同じ。上山とちひこってのは後のうえやまとちですね。
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そしてこの人、カジ・センセ。
ジャンプ
男の条件(68〜69、川崎のぼる)
人生二勝一敗(70〜71、聖日出夫)
侍ジャイアンツ(71〜74、井上コオ)
花も嵐も(75、川崎のぼる)
マガジン
チャンピオン太(62〜63、吉田竜夫)
忍者柴田(63、古城武司)
ハリス無段(63〜65、吉田竜夫)
二刀流力道山(64、水島朗)
魔犬ムサシ号(65、石川球太)
大妖虫サソラ(65、鹿野さとる)
偉大なる王(65、古城武司)
巨人の星(66〜71、川崎のぼる)
大魔鯨(66、川崎のぼる)
白い魔神(67、川崎のぼる)
キングコング(67、一峰大二)
あしたのジョー(68〜73、ちばてつや)
白鯨(68、影丸譲也)
タイガー・マスク(71、辻なおき)
空手バカ一代(71〜77、つのだじろう・影丸譲也)
愛と誠(73〜76、ながやす巧)
紅の挑戦者(73〜75、中城健)
火乃家の兄弟(連載途中で「青春山脈」に改題)(77〜78、かざま鋭二)
四角いジャングル(78〜80、中城健)
初恋物語(80〜81、小野新二)
悪役ブルース(82〜83、峰岸とおる)
サンデー
おとこ道(70〜71、矢口高雄)
ケンカの聖書(71、石井いさみ)
柔道賛歌(72〜75、貝塚ひろし)
天下一大物伝(75〜77、大島やすいち)
ゴッド・アーム(76〜77、桑田次郎)
英雄失格(77〜78、やまさき拓味)
プロレススーパースター列伝(80〜83、原田久仁信)
チャンピオン
夕やけ番長(69〜70、荘司としお)
朝日の恋人(70〜71、かざま鋭二)
太陽の恋人(71〜72、かざま鋭二)
夕日の恋人(72、かざま鋭二)
剣は道なり(72、荘司としお)
格闘士ローマの星(76〜77、ふくしま政美)
最強・最後のカラテ(79〜80、岡本春助)
キング
まぼろし大将(65、左馬一平)
柔道一直線(67〜70、永島慎二・斎藤ゆずる)
ファイティング番長(67〜68、水島新司)
ジャイアント台風(68〜71、辻なおき)
復讐記(69、影丸譲也)
キック魂(69、南波健二)
赤き血のイレブン(70〜71、園田光慶・深大路昇介)
おれとカネやん(73〜75、古城武司)
悪役天使(76、一大寺鉄)
マットの獅子王(76〜77、小畑しゅんじ)
明日へキックオフ(76〜77、前田俊夫)
おかあさん(78〜80、はしもとかつみ)
やはりカジ・センセは偉大すぎですね。60年代後半から70年代にかけての少年誌の帝王はこの人以外ありえない。
こうして見ると、結構意外な人とも組んでるものですなー。聖日出夫に矢口高雄、桑田次郎にふくしま政美にうろつき童子の前田俊夫まで。永島慎二だって冷静に考えてみれば信じがたい組み合わせですよな。
「愛と誠」が終わったあたりからは正直凡作ばかり(列伝は除く)という印象ですが、まあこの頃は映画とかにも手出してて漫画原作への情熱減ってたんでしょうなあ。
なにはともあれ、ビバ! カジ・センセ! ビバ! カジ・センセ!
あとあんま今までの話と関係ないですが、未来人王を誰か復刻してほしい。
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さて以下は惜しくも4誌達成の人たち。
まずは石森。
マガジン
怪傑ハリマオ(60〜61、原作:山田克郎)
勇気くん(61、原作:福島正美)
にいちゃん戦車(62)
となりのたまげ太くん(65)
ドテピン太郎(65)
狂犬(66)
サイボーグ009(66〜67)
シアワセくん(67)
幻魔大戦(67)
リュウの道(69〜70)
アニマル・ファーム(70、原作:G.オーウェル)
仮面ライダー(71)
変身忍者 嵐(72)
ロボット刑事(73)
鉄面探偵ゲン(75〜76)
多羅尾伴内(77〜78、原作:比佐芳武・共作:小池一夫)
サンデー
トンカツちゃん(59、原作:八木基克、南汀子名義)
ダイナミック3(59〜60)
かけだせダッシュ!(60)
タカの羽根(65)
佐武と市捕物控(67)
ブルーゾーン(68)
闇の風(69)
CM野郎(70)
人造人間キカイダー(72〜74)
イナズマン(73〜74)
がんばれロボコン(74〜75)
秘密戦隊ゴレンジャー(75〜76)
ドッグワールド(76〜77)
サイボーグ009(79〜81)
グリングラス(83〜84)
チャンピオン
原始少年リュウ(71〜72)
ちゃんちきガッパ(74)
番長惑星(75〜76)
警視庁少年課(84)
キング
サイボーグ009(64〜65)
海賊王子(66)
石森まんが学園(67)
怪奇ハンター(68)
オーとうちゃん(69〜70)
ギルガメッシュ(76〜77)
ジャンプでは69年に読切で「おれとおれ」を載せていますが連載は無し。意外と原作ものが多いすな。
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次は藤子不二夫。
マガジン
きえる快速車(63、原作:久米みのる)
サンスケ(64、A)
わかとの(65、A)
少年時代(78〜79、A、柏原兵三「長い道」より)
サンデー
海の王子(59〜61、原案:高垣葵)
くまんばち作戦(62、A)
ビッグ・1(62、A)
海の王子(64)
オバケのQ太郎(64〜66)
パーマン(67、F)
21エモン(68〜69、F)
ウメ星デンカ(69、F)
仙ベエ(71〜72)
プロゴルファー猿(74〜78、A)
チャンピオン
狂人軍(69〜70、A)
チャンピオンマンガ科(70〜72、A)
魔太郎がくる!!(72〜75、A)
ブラック商会変奇郎(76〜77、A)
キング
フータくん(65、A)
怪物くん(67〜69、A)
十手の十一(68、A)
黒ベエ(69〜70、A)
マボロシ変太夫(71〜72、A)
まんが道(77〜82、A)
やはりネックはジャンプ。あとチャンピオン・キングはA先生しか描いてませんね。「狂人軍」読んでみたいなあ……。
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次、横山光輝。
マガジン
風夜叉(65)
コマンドJ(65〜66)
闇の土鬼(73〜74)
狼の星座(75)
少年忍者風よ(78、原作:葉山伸)
サンデー
宇宙警備隊(61〜62)
伊賀の影丸(61〜66)
飛騨の赤影(連載途中で「仮面の忍者赤影」に改題)(66〜67)
ジャイアントロボ(67〜68)
地球ナンバーV7(68〜69)
チャンピオン
バビル二世(71〜73)
あばれ天童(74)
マーズ(76)
新仮面の忍者赤影(87)
キング
暗殺道場(69)
魔界衆(76)
やはりジャンプがない。
そういえば調べてる途中でWikipedia見て初めて知ったんですが、「その名は101」ってバビルの3部と4部の間のエピソードになるんすな。単純に続編なんだと思ってた。
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次はつのだじろう。
マガジン
逆転王(62〜63)
空手バカ一代(71〜77、原作:梶原一騎・73年途中からは影丸譲也が作画)
その他くん(75〜76)
うしろの百太郎(73〜76)
サンデー
ぼくはジョンべえ(60)
ブラック団(64〜66)
おれの太陽(65〜66)
怪虫カブトン(66)
グリグリ(67)
てなもんや一本槍(68、原作:香川登志緒)
メギドの火(76)
チャンピオン
泣くな! 十円(71〜73)
恐怖新聞(73〜76)
亡霊学級(73)
キング
忍者あわて丸(65〜67)
ピョンピョン丸(67)
腕白ドリム(67〜68)
5五の龍(78〜81)
呪凶介PSI霊査室(?)
この人もネックはジャンプ。オカルトというイメージの強い人ですが、実はギャグやスポーツものにも強いんですよ。5五の龍は将棋漫画の嚆矢。
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続いて石川球太。
マガジン
アパッチ投手(59〜60、原作:佐野美津男)
太平洋遊撃隊(63、原作:光瀬龍)
犬丸(64、原作:白石一郎)
魔犬ムサシ号(65、原作:梶原一騎)
牙王(65〜66)
野生犬サボ(68〜69)
野犬王ナチ(71)
風のタナトス(72)
サンデー
少年ケニア(61〜62、原作:山川惣治)
緑の無人島(63、原作:南洋一郎)
原人ビビ(66〜67)
人喰鉄道(69、原作:戸川幸夫)
チャンピオン
ザ・のら犬(75〜76)
ウル(76〜77)
キング
巨人獣(71)
またジャンプだよ。矢口高雄・飯森広一・石川球太で日本三大動物漫画家と呼んでみたいと今思いました。あ、ちなみにこの人は谷口ジローの師匠。
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続いて川崎のぼる。
ジャンプ
男の条件(68〜69、原作:梶原一騎)
どうどう野郎(69〜70)
荒野の少年イサム(71〜74、原作:山川惣治)
花も嵐も(75、原作:梶原一騎)
マガジン
大魔鯨(66、原作:梶原一騎)
巨人の星(66〜71、原作:梶原一騎)
白い魔神(67、原作:梶原一騎)
熊殺陣(67)
サンデー
アタック拳(65)
キング
ハリケーン99(66)
チャンピオンがネック。カジ・センセとの組み合わせが多いですね。
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4誌と言っていいのか微妙な松本零士。
ジャンプ
光速エスパー(69〜70)
マガジン
男おいどん(71〜73)
ワダチ(73〜74)
大純情くん(77)
Queenエメラルダス(78)
サンデー
戦場まんがシリーズ(73〜78、シリーズ連載)
キング
パニック・ワールド(71)
銀河鉄道999(77〜81)
戦場まんがを連載とカウントしていいのかですね。チャンピオンに連載が無いのは昨日書いた通り。
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しかし調べるの結構めんどかったです。こういう時に、インターネットってなんだかんだで無い情報は全然ないって事を実感しますね。
ちなみに前に実感したのは「幻魔タロット」について調べてた時。ググっても全然情報が出ねえんだよ! ガンガン出られても困りますけど。