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V林田日記(ダメな)
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2006年06月01日(木)
"ペガツサ聖人"で笑ってしまった俺は負け組_

今日の本
田中哲弥『ミッションスクール』(amazon
 なんじゃこりゃ。個人的にはすごく好き(下ネタがもうちょい少ない方が好みではありますが)なんですが、シュール過ぎてどう褒めればいいのか良くわかんねだ。『やみなべの陰謀』のエレガントさに比べると普通の連作ですしなー。
しかし、こんなんが電撃hpに載ってたんでは、そりゃ読者から不評でしょうよ。どう考えても読者層と合ってねえ。



2006年06月02日(金)
最近、桜庭一樹と梶原一騎の区別がつかなくなってきた_

どっちもカラテカだし。

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米澤穂信講演会 質問公募の36番に爆笑。一昔前は桜庭×桜沢が流行りでしたが、いまは桜庭×米澤が流行りですね。サク・センセは無闇にカプ妄想をされすぎです(本当につきあってたりしてたらそれもそれで面白いけど)。しかし講演会、行きたいけど関西は無理。『犬はどこだ』についてお話をうかがいたいという気持ちは異常なほどにありますけどね。




2006年06月08日(木)
若き旅人_

最近矢口高雄ブームが自分の中できてるので、「釣りキチ三平平成版 Vol.5」(注:そういう雑誌)買ってみました。いやですね、「9で割れ!!」(銀行員時代を描く矢口高雄の自伝漫画。掲載誌が潰れたことなどにより、連載開始から15年近くかかった)が完結してたんですよ。これでようやく文庫版の4巻が出るんでしょうなー。
あと、恐ろしいことに釣りキチ三平本編で釣りを一切してなかった。

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少し前に、苺ましまろキャラクターソングアルバム(amazon)を思わず買ってしまったんですが、いやーこれはいいなー。最近とみに声優ソングばかり聴いてる気がしますよ。あと折笠ふーみんの芸達者を再確認した。




2006年06月09日(金)
極道ステーキと関係はなかった_

やっと今週の漫画アクションを読みました。もちろん目当ては土山しげるの新連載「極道めし」。
刑務所内で、誰が一番美味そうな食い物の思い出話を出来るか対決という、まさに食百物語な内容なんですが、いやしかし、これは食マンガの歴史を変える物になるかもしれません。これこそ純粋な食マンガなのではないだろうか。
連載第1回のためまだ実際の物語が語られていないのでどうなるかはまだ分かりませんが、こいつは次回以降に要注目ですね。



2006年06月11日(日)
芹沢・ベキ・くるみは押さえときたい_

ぱにぽにだっしゅ! トレーディングマスコットコレクション アルター版って出るんすね。あぼしまこのED画を元にした奴ですか。これは欲しい。芹沢いるしな。

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国枝史郎『神州纐纈城』(amazon
国枝史郎/石川賢『神州纐纈城』上・下巻(amazon
 この前KEN先生の漫画版が文庫化されたのをいい機会と、原作の方も読んで見たんですよ。
いやしかし、これは両方とも傑作です。国枝史郎の原作、ほんと尻切れ蜻蛉ぶりは半端なくて(物語の半分ぐらいと思しきところでブッツリ)、そういう意味では完成度はとても低いとも言えるんですが、しかし解説で半村良が言ってるように、こういう伝奇小説に必要なのはそんな完成度ではなく、瞬間瞬間のドライブ感ですよ実際。
で、KEN先生の漫画版も、前半こそ比較的忠実ですが、後半(文庫の下巻部分)は95%がKEN先生の完全オリジナルで話はいつもの如く暴走。纐纈城の内部は原作以上に苛烈で血絞りまくり。そして、このどう見てもKEND(KEN・END。石川賢漫画に頻発する打ち切りのような終わり方のこと。「そして!」)な終わり方が、実は原作で完結しなかった部分をKEN先生独自の解釈で完結させきった上で、原作のラストシーンへのオマージュのように(いやホント。原作のラスト1文にちゃんと呼応してるんですよ)あえて付け加えられた未完的終わり方だったとは……。

何はともあれ、読んでない人には一読を薦めたい一品。原作はちと入手難易度が高くなっちゃってますが。



2006年06月15日(木)
創元でしょでしょ_

W杯見てるうちに眠くなって寝る生活が続いてます。一応スウェーデン応援してるんですが、どうにも1戦目の戦いぶりは不安だ。パラグアイ戦どうなるんですかね。

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今日の本

谷川流『ボクのセカイをまもるヒト』2巻(amazon
 個人的にはイージス5が好きだったりするので(世間での評価は微妙ですが)、絶望系からこれにかけての流れには多少もにょる所もあったりします。まあまだこの巻だけでも何とも言えないんですが。エロい、ぐらいか。
で、そんななのに何で今回書いているかといいますと(そもそも1巻も何も書いてないのに)、あとがきの話。こればかりは俺が飛び込まんと他に誰ぞ飛び込むかねという感じなので。

……まさか谷川さん親指シフターだったとはな。もう俺これから何があろうとも一生ついていくしかねえよ。富士通人の勝手な連帯感でございます。



2006年06月21日(水)
お得感が一番あるのは九州(島パーツが多いから)_

最近新宿で妙に売っているので、うっかり原色日本立体地図図鑑をコンプリートしてしまいました。俺はアホか。出来自体はいいんですが。中でも、起伏に富んだ中部地方がやはり触っていて楽しいですね。佐渡や対馬レベルならまだしも、甑島や奥尻島までわざわざパーツにするのも驚くばかり。

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この前、映画「宇宙怪獣ガメラ」を見たんですが、これはひどいなあ。スターウォーズっぽいオープニングなど志の低さを煮詰めたような演出の数々といい、マッハ文朱の珍妙なポーズといい、脱力感ばかり漂います。
宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999とガメラが共演というファンタジーなカットにも驚くばかり。というか見たことない人に信じてもらえなさそうだ。




2006年06月27日(火)

ぱにらじのCD(amazon)買ったついでというかなんというかで、今月のGファンタジーをうっかり買ってしまったんですが、次号から新連載「新感覚癒し系魔法少女ベホイミちゃん(仮)」が始まるってアナウンスはどういうことなんだ。しかしぱにらじCDジャケのベキはかわいいな。

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そういや、今電撃hpで、今度アニメにもなる「護くんに女神の祝福を!」が小説の挿絵を描いてる佐藤利幸本人によってコミカライズされてますが、あれ読むとなんがすげえ違和感感じます。
いやですね、漫画文法のようなものが、なんというか日本のものっぽくないんですよ。絵柄は完全に日本の萌え絵柄の系譜なのに、なんかアメコミとか読んでるような不思議な気分になります。ありゃなんなんでしょうな。

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今日の本
濱元隆輔『うれっこどうぶつ』(amazon
 なんか困る作品。
主人公は作者の知り合いのイラストレーターの萌え擬人化、途中から作者本人も萌え擬人化で登場、とほとんど同人誌みてえな内輪ネタ的漫画ながら、今までの濱元作品の中で一番ギャグがキレてて面白いかもしれません。でも人には薦めづらい。面白いけど、ねえ。どうしたもんか。



2006年06月30日(金)
今号のナオコサンに廃墟が出てきて嬉しい_

思い起こせば、俺がSFを読むようになってから丁度10周年なので、SFマガジン考課表に参加することにしたのでした。

つーわけでSFM2006年7月号(amazon)の話。今月は「太陽系探査SF特集」というわけで、まあそういうテーマの作品ってだけで点は甘くなりがちかも知らんす。好きだよ。

青き深淵へ:ジェフリー・A・ランディス,+2
変わった環境での生物みたいなのが出てくると俺無条件で高評価してしまいますよ。それを差っ引いても良いハードSF。

暗黒のなかの見知らぬ他人:サラ・デッセル,+1
極限状態もの。表現の仕方に違和感を感じなくもないですが、緊張感はあって○。

ロキ:ラリイ・ニーヴン,+0
タイトルがオチに繋がってるんですが、実は最初ピンと来なかった。詳しくないんすよ……。

アインシュタインが当たった:草上仁,-1
宇宙モノばっか読んだあとだから余計にそう思うのかもしれませんが、あんまマガジンで読みたい話でもないかなあと思ってしまいます。

「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」に関しては後編読んでから。

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電撃萌王とコミックアライブを買いました。電撃大王ときららMAXを毎号買ってる俺にとっては当然の行いですが、しかし萌王つれえ。
買う前の予想通り、俺にとってはナオコサン・まろまゆ・こはるびより以外に特に心惹かれる部分無いんですよなあ……。篤見唯子のギャラリーぐらいか。ああ、企画コーナーのカットを描いてるうさくん・すがわらくにゆきが漫画も描いてくれていたらコストパフォーマンスも上がったのですが……。
そして何より付録の抱き枕カバーが本当にいらなすぎる。これのおかげで定価1800円なんですよな多分……。助けてー。ヘルプ、ヘルプ、バイバーイ。




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