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2009年03月08日(日)
刺身にタンポポを載せる仕事で忙しかったもので・・・・・・_


半年更新してませんでしたが生きてます。

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『喰いしん坊!』が最終回を迎えていたりなど、世の中ではいろいろ大事件が起きていたこの半年ではありましたが、私個人としましても、27歳になるという小さな事件がございまして。
それでですね、最近、私どもの周囲では、誕生日というものを盛大に祝う(例1例2)という悪習、もといステキな風潮がございまして、私も大いに祝われたのです。

というわけで、頂いたプレゼントをいくつか(久しぶりの更新なんで感覚が掴めず、全部書く体力がありませんでした。近いうちに残りも書きたい)紹介しておこうと思います。感謝の気持ちと共に……。


鎖鎌です。

何故か「盛者必衰」「オン・シュラ・ソワカ」とシュラトな段ボールで封印されておりました。
「鎖鎌最強説」を唱える俺にはうってつけの代物です。ありがとうございました。


『ドリモグだァ!!』『がんばれ!キッカーズ』の両面下敷き。
遠い昔にカッターを使ったと思しき痕がまざまざと残っており、プレゼントしてくれた方の愛着を感じさせます。ありがとうございました。


『天地無用! 真夏のイヴ』下敷きです。
25過ぎて、下敷き2枚もプレゼントされるとは思わなんだ。ありがとうございました。


新田五郎さんと並ぶ日本の2大ポエマー・瓜仁成氏からのポエム「Time is LOVE〜愛のスターフォース〜」。
「恋は若さ! 愛は金!」という含蓄のあるお言葉付きです。ありがとうございました。


おしゃれな服たちです。よくこんな服見つけてきやがったな。
「おしゃれめさるな」を合言葉にしている俺にはうってつけです。ありがとうございました。

そして。

最大のプレゼント、奈良野シカオ先生(仮称)です……。

正直なところ、祝われること自体は覚悟していたものの、まさか奴らがここまでやりおるとはさすがに思っていませんでした。
重い、置き場所に困る、ほっとくと虫が涌くので保存が大変、捨てるとき可燃か不燃か粗大かさえよく分からない、と一分の隙もない完璧な贈り物であり、「嫌がらせっていうのはこうやるんだよ!!」という高笑いが聞こえんばかりです。

現在は、とりあえず我が家の冷蔵庫の上に鎮座しており、飲み物取りにいったりすると目があってビクッとします。本当にありがとうございました。

なんだかポトラッチじみてきたこの呪われし習慣が今後どうなっていくのか、とりあえずあと1年の間は誕生日を呪われない身としては楽しみな限りでございます。

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共に誕生日を呪われた仲間であるK(仮称)さんや、
主犯であるヒライさんの所もご覧になるとより味わいも増しましょう。




2009年03月24日(火)
伊藤さんのこと_

伊藤計劃さんについて書く。

伊藤さんとは、SFセミナーとかのSFイベントでご一緒したり、何よりも、ボードゲーム集団「戦慄のマッド軍団」で一緒にボドゲーなぞをしたりしていた、そんな関係でした。

マッド軍団例会での伊藤さんと来たらひどいもので、バルバロッサでTENGAをいきなり作ったこととか(俺が「それはグッドデザイン賞ものですか?」という質問を投げた。ゲーム終了後に伊藤さんが言った「――オナホールはエロなんかじゃない……あれはもっと哀しいものですよ――」というセリフも大概であった)、ルームメイト井上涼子のドラマCDを剥き身で持ち帰らされる羽目になって悄然として帰っていったと思いきや、しばらくすると突然戻ってきて「CD、上着のポケットに入りましたよ!」と満面の笑みと共に言い放ったこととか(その直後、「伊藤さん、もしかして……今の言うためだけに戻ってきたのか!?」と俺ら騒然)、しょうもないバカなことばかりが思い返されます。
や、マッド軍団の連中はみんな大概ろくでもない(褒め言葉)んですが、伊藤さんは中でも特にギラギラ輝いている一人でした。


今回のことについて覚悟が全然無かったとか、現実感がないといえば嘘になるんですよ。
先月お見舞いに行った際、伊藤さんはこっちが言葉を失うほどに衰弱しておられましたし、またその際に、ご本人の口から詳細な病状――もう抗ガン剤のかなりのパターンに耐性ができてしまっていることなど――についてお聞きしていましたから。

それでも、なんというか、それでも死なないだろうと思ってました。

こないだも、姐さんが「伊藤さんの推薦つけて『V林田写真集』を夏コミで出す。伊藤さんの了解は取ってるからてめえオーケーしろ」とかほざいたので、「伊藤さんが元気になったから俺、写真集なんてクソたわけをやる羽目になっちまいましたよトホホ〜」みたいな、トンチキで美しい展開になるんじゃないかなあとか、そんなことをどこか楽観的に夢見ました。
でも、世の中はそうステキにはならんで、俺はそれがやっぱ悲しいです。

(3/25追記:姐さん曰く「『伊藤さんの推薦』ではなく、正しくは『伊藤さんのゲスト出演』です。水着で。」だそうです。ここにお詫びと訂正をさせていただきます。しかしよりひでえな)


霊とか天国とかそういうのは一切信じていない俺ですが、それはそれとして、もし俺が童貞を捨ててしまうことがあったら、その時は「DTB(童貞万歳)」という言葉を残した伊藤さんの霊前に報告に行こうと思います。

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それと、うちの日記を読んでいるような人だとたいてい読んでいるとは思うんですが、伊藤さんの本をまだ読んでいないという方は今すぐ読んで下さい。
俺が一番薦めるのは『ハーモニー』、オールタイムベスト級の傑作です。




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