秋葉原が静止する日(ゲッターに非ず)
よくわかる現代魔法 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやりかた / 桜坂 洋
昨日の夜、八王子のまんが王まで車で出かけて買ってきました。
仮題で「たったひとつじゃない冴えたやりかた」だけが出たとき、おそらく多数の人が「あやまれ!ティプトリーにあやまれ!」と思ったかどうかはともかく、正式題には「TMTOWTDI」がついていてやっとその直球すぎて恥ずかしいタイトルがちゃんと捻ってあったことに気づいたのでした。
TMTOWTDI=There's more than one way to do it.
「やり方はひとつではない」
Perlのスローガンですか。元々このシリーズを思いついたのが「がんばってPerlの魔法を修得してください」と書き込んだのがきっかけという話を思い出すとずいぶんといろいろ重ねてるように思えるものです。
→センスについて
→TMTOWTDIの謎を探る(調査報告:単純さと複雑さの関係とは?)
「何をするにもやり方は一つだけじゃない」(TMTOWTDI; There's more than one way to do it.)の哲学は、宇宙の創造者の謙虚さを観察した直接の結果であり、荘厳ではなく軽妙に処理できるよう選択した結果だ。宇宙には、押し付けるべきスタイルのガイドラインなどないのだ。創造力のある人たちは、それぞれ自分のスタイルで開発をする。そういう人たちによって、天国は善い場所になるのだ。
話を戻してと。
今回は伏線がばんばん回収されているような。おお、結構きれいにまとまってきたかも。
同時にネタ濃度も上昇。嘉穂たんが着ぐるみパジャマ(lainですか?)なんてのから、各章のタイトルがすべて秋葉原にある店の名前を元にしてるとしか思えないところまでいろいろと。
とりあえず一巻で投げた人、二巻で我慢の限界に達した人も、この巻まで続けて読み通すとたぶん評価し直せるのではないかと思います。
あ、ちなみに暗号化されていない無線LAN APに接続するのはそれだけでは犯罪には当たらなかった気が。
(アクセス制御されていないネットワークですから不正アクセスにならないんでしたっけ)
…で、結局謎の男(M.I.B風)は何だったんでしょうか…?
追記:
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