読了。このところ、ほとんど、ほんをよむひますら、ないぞよ。ぎゃあああああ!(作中キャラに影響を受けている)
しかしこの話、バカバカしいにも程がある(物凄い褒め言葉)。ニュータイプ連載ってだけはあるんだろうか、いつにもましてキャラの立ったバカな奴らが、おバカアニメ顔負けの底抜けにバカなギャグをかましながら、バカバカしいほど壮大な世界を駆け巡る。
設定としては、東京は遺伝子改変された凶悪な森に飲み込まれていて、代わりに650万平方メートルに及ぶ「人工地盤」を13層積み重ねた超巨大建築物「アトラス」が建造中。これの背景には第2次関東大震災と、炭素経済という新しい世の中の仕組みがあるのだが、そのへん含めてかなりおバカなんでとっても安心して読めます。しかし第8層が富士山の高さを超えているというアトラス、吹きさらしの構造みたいなんですが、それより上の層に人間は住めるんだろうか。おバカな世界のことながら心配である。
中盤以降の破天荒な展開はもう作者も手綱を引くので精一杯といった風情(……というか手綱引けてるんですか?)だけど、まあとにかくあらゆる意味で読者の予想の遥か上をいく圧倒的バカさ加減なので文句なんてありません。
電車の中で読んでて、
「アメリカ軍がやりそうなことをやれ」
「ではパイロットのハートも擬態する」
のくだりとか笑をこらえられずに吹き出してしまって、参った。
mail:gerimo@hotmail.com
こちらも『啓示空間』『どんがらどん』『ストリンガー』が積みっ放し。以前はこんな事なかったの<br>になぁ。そうそう春頃におススメのアーンを聞いてます。普段、エレクトロニカとかダブなんかを聴<br>いてるんで、新鮮なり。先月、小春日和が続いたんで、合うかと思ったんだが失敗。<br>イヤ、これは「春」だわ。季節にはそぐわないけど気に入ったゼ!<br>クラシックはど素人なんで、こんなワタクシにも聴けそうなのがあれば、またヨロシクです。
こんにちは。きょう電車に乗っている時間にようやく『どんがらがん』に手をつけられました。変で好きだけど、大好きな作家ではないかも。<br>アーン聴いてくださったんですか。なんかお勧めして聴いていただけるのって嬉しいです。彼の音楽を聴くときのポイントは、テーマの音型を覚えてそれを探しながら聴くことです。ピアノ四重奏なんて、たとえば終楽章に第1、3楽章の旋律が登場するのには気づかれたかもしれませんが、第2楽章のテーマも実は第1楽章のテーマが変形されたものなのです(もうそんくらいわかっとるわ! てんでしたら、大変失礼)。クラシックの作曲家というのはそういうことをやって曲に意味を込めたがるんですよね。
本当や! 意識して聴くとよく分かる。ためになりますよう。こういうのが分かって来ると楽しくなるね。<br>『どんがらどん』僕も読み始めました。短編集は心理的に軽いし、作家の全体像が掴みやすいから好きです。<br>で、作家を十人選ぶ時、一人は欲しいけど十人全員がこうだと困るような、というのが現時点での印象。<br>ここ2〜3日で急に冷え込んできましたが、お互い風邪ひかんように気を付けような。<br>ああそう、はやぶさの件「実は何にも取れてませなんだ」←君は予言者かいw
長いこと返事もせずに失礼いたしました。おかげさまで論文上がりました。でも実は学位が通るかの山場はこれからだったり。はやぶさたんには涙が止まりません。取れてなくてもなんでもいいから、帰ってきてくれたら抱きしめたい。いや、真面目な話、一度は歓喜に沸いただろう研究者たちの姿を思うと泣けてきます。