昨日の朝刊の『脳内汚染』の書評、要約すると「世界の真実を解き明かした驚異的な書物! 全人類必読!」みたいな感じでものすごかった。何しろ書評なのに、
本書が大ベストセラーになって一人でも多くの人に読まれることを強く願いたい
とくるんですから。あのさあ、個人の感想文じゃないんだからさあ……。「書評でこんなこと書くもんじゃないけど」みたいな断りを入れてあったけど、それを理解してるからって何の免罪符にもなりゃしませんぜ。あなた今すぐ書評を止めた方がいいよ、と思った。
ところがまあ、驚きはそれにとどまらないんですよ。なんか今日の夕刊の「近時片々」のコーナーで、この書評についてまた取り上げてるんですよ。
コンピューター・ゲームとインターネットの持つ危険性を警告している書だという。まだ読んでいないのだけれど、書評を読んだだけで、背筋が寒くなった。被害は若者だけにとどまるまい。汚染は日本人全体に広がっていないだろうか。
…………。書評委員も記者も一丸となって何かすごい妄執に汚染されてませんか。大丈夫ですか。印刷にまわす前に、自分の書いた内容がおかしくないかチェックした方がよくないですか。
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きっと吊り広告ならぬ釣り広告なのですよ。新聞だけども。
座布団ぜんぶ持ってって!