これはエンタメ小説としての完成度が尋常じゃないですね。異類の闊歩する異世界ファンタジーで(未来の日本だけど)、少女の成長物で、超能力バトル物で、SFとしては生態学ネタのいじり方が面白かったりして。すごい勢いで読み終わる。
しかしターゲット層がよくわからんなあ……。お子様にはちょっと刺激の強い場面もあるし、いわゆる大衆小説を普段読んでいる人たちは、どっちかというとこういうファンタジー色の強い物は敬遠しちゃうような気がするし。あ、でもあれだ。「万人が楽しめる」みたいな位置づけに近いのか。
あと2日くらいで手に入るわけだが、今になって妙にこの先への不安感がこみあげて仕方が無い。なんで俺が心配してやんなきゃいけないんだよ、とは思う。が、アイマスってのはそういう対象である。大量保有してる株の価格を気にする感覚とたぶん同じ。いろんな意味で。
ゲームとしては割と本格的なクソゲーだろうな、ってのは前々から予想してるから、そういう意味では万全の心構えなんだけど。うーむ、なんだこの不安は。払拭されるかどうかは新モーションと新衣装がどれだけの完成度かによるんだろう……。
開発スタッフの情熱への信頼はあるので、そこんとこだけは裏切られたくない。酷い手抜きさえしなければまだまだ上を目指せるコンテンツのはずだから、応援し続ける気持ちをなくしたくない。
とまあ発売前の心境を今後の自分のために書き付けておいたり。
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