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もりげレビュー


  03年1月後半雑記 Date: 2003-01-18 (Sat) 

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雑記

1月17日
 風邪でダウンして一日家でごろごろしてました。課題のレポートを書くでもなし、ビデオ見たりゲームしたり。だめすぎる。もう本番が4日後なのに……(あ、Vさんやっぱり聴きにくるのは無理なんですかね?)。
 L/Rが恐ろしいほど寒い。こりゃ先が楽しみだわ。

 しかし、北○鮮ってすごいですよね。彼らの言い分って、
「おいおい、人に物を恵むときにはもうちょっと態度ってもんがあんだろうがよ、亜米利加ちゃん。なめてんじゃねぇぞゴルァ。もう少し下手に出てくれたらおめぇらのお恵みを受けてやってもいいぜ、ああん?」
って感じでしょ? 態度を考えるべきはあんたらだろ。

1月18日
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 もりげは家でゆっくり休んだ。
 もりげの体力は回復した。
 もりげの風邪は快方に向かった。
 もりげのレポート課題が2、進んだ。
 もりげの両親は風邪にかかった。

 ……ごめんよ、両親。

 ところで、風野春樹さんのページ、唐突に更新が止まってからひとつき、掲示板で管理人不在のまま議論してたり微妙な長文書き込みがされたりしてますけど、風野さんはどうされているのでしょうか。ご多忙のせいなのでしょうが、少々心配です。

1月19日
 カエアンの着ぐるみ……ガクガクブルブル。
 しかし、アタシたちNo.1といいカエアンの着ぐるみといい、何を考えてるんでしょうか。無闇に古いネタやパロディに頼ってばかりいるのでは、スタッフの自慰だと断罪されても仕方がないような気がするのですが。あらかじめ何らかの知識を要求するものばかりではなく、まずは作品世界だけで楽しめるような工夫をしなければお話になりません。
 と少し文句を垂れてみたり。

1月20日
 予想していたとはいえやはり引退はショックなわけで。いろいろと意見はありましょうが貴乃花が大横綱であることは疑いの余地もない。彼がやめてしまった今、休場だらけで横綱どころか大関すらほとんどいないし、そもそもいても弱っちいという現状では大相撲自体終了しそうな勢い。まあモンゴル人に期待なのでしょうが、その朝青龍も今日は海鵬に土をつけられて。
 まあ海鵬ファンなんでそれはいいんですけどね。なんにせよ抜本的改革が必要ですね。一年に6場所というのは多すぎます。あと、怪我人は出てこないで怪我を治してください。

・・・
 昨日ああ書いたけど、ふとSFマガジン98年3月号に唐沢俊一さんが書いている文章を思い出した。
 アメリカには再放送文化、リラン文化というものがある。(中略)
 以前、アメリカに行ったとき、ホテルのテレビを観てたら、セサミストリートでトワイライトゾーンネタをやってるのに仰天した。(中略)本家のパロディになっているものだった。こういうお遊びが、まだ幼稚園にも入ってない子供たちに通じるという、アメリカの文化の厚みに、正直、打ちのめされた気がしたのである。
 こういう文化の世代を越えた繋がりというのは、なかなか素敵なことだと思うのだ。だから、たとえば日本でもアタックNo.1が再放送されて、あの主題歌を幼稚園児が口ずさめるという状況ができているならあのパロディソングの意味も随分と変わってくる。
 逆に言うなら、ギャラージェルがリラン文化を根付かせるための先鞭をつけてくれるのだとしたら、それは拍手をもって迎えるべきことなのだろう。

 まじめな考察がなんて似合わない作品。

1月21日
 本番でした。ギャラが(一応、程度だけど)出るコンサートは初めてだったので、一応デビューと思っておくことに。ジョイントだったけど。美人の先輩2人に囲まれて肩身せまかったっすよ……。
 しかし、ネットで見つけたー、と言って高校時代の友人がわざわざ来てくれたり、V氏も聴きに来てくれたり(アリガトウ、とても嬉しかった――ゲイじゃないですよ、わたし)、以前の恩師にお褒めの言葉を賜ったり、良い調律師の方と知り合いになれたり、と実り多い一日でした。
 来てくださった方、本当にありがとうございました。
 まあ演奏の方は反省点満載だったのですが、表現者としてそれはデフォルトの状態のはずなので落ち込まない。それなりに楽しんでいただけたようだったし。

 チケットをむりやり売りつけた大学の同級の女性2名が、演奏曲目(Ch.V.Alkan"Symphony for solo piano")にちなんで株式会社アルカンというところが輸入したハチミツをおみやげに持ってきてくれた。いつも思うのだが彼女らの細やかな心遣いには一生勝てないのだろうな。住む世界が違うというか。

 で、父のつながりで某有名作家の方が一家で来てくださったのだが、可愛いと以前から耳にしていたお嬢さんと話ができなかったのは残念。私がビデオで鑑賞するのをたまに横目で見ていたのだろう、なぜか灰羽連盟のラッカを例にその可憐さを表現する母の言葉にその無念は膨らむ。いや、冗談ですが。

 たまにはこうして前向きにやっている感触も好きだ。同じ道で頑張っている――自分なんかよりずっと――人に囲まれて、励ましてもらったりしながら夢を語ってみるのも。
 さあ、あしたも合わせがてんこ盛りだ。そろそろ寝なくては。

1月22日
 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』が『灰羽連盟』の発想もとというのは違うと思うんだけどな。安倍氏も「自分の思い描いていた街と“世界の終わり”があまりに似ていてびっくりしたし、イメージを固定する助けにはなったけど、元ネタというわけではない」というような発言をしてらしたし。サブタイトルなんかは意識してるのは明らかだけど、話の方向性はまったく逆だし。
 ま、ラストがどうの以前にあの霞で覆い隠されたような、薄ぼんやりした空気感は好きになれない。何もかもが失われた世界。失うことが痛いことすら忘れてしまった世界。どうでもいい世界。ああいう割り切り方ができるなら、お薬は飲まずに生きていけるのだろう。多分、村上氏とは恐ろしく気が合わないだろうと思う(いや、私は今のところ飲んでないけど、薬)。
 その点、青臭くても何かを信じてみようとする切実さとか温もりとかそういったものを失いはしなかった灰羽は好きなんですね。なんで関係ないと言いつつ比較して語ってるのだろうか、俺?

 だいたいこれで村上氏がお薬常用者だったりしたら笑っちゃいますね。彼のことは全然詳しくないんで。間違ってたら突っ込んでホスィ。

・・・
 何人かで学校から駅へ向かう中、その中の2人の共通の知人についての話題になぜかなる。その2人のうちひとりは私なんですけどね。彼の天才性を周りの人間に伝えようとふたりして必死。「彼の脳は人間とは違う構造にちがいない」と私が主張すれば、「小学生のころから普通とはまったく違っていて、天才としか言いようがなかった」と評するもうひとり。それから、「そんな彼も今では、ジプレキサを飲んでいるらしいよ」ということで。そんな薬の名前、周りは誰も知りませんでしたよ。

1月24日
 ウンダス。何だと思いますか? よく考えればきっとわかります。
 ウンダの複数形? いやいや、違います。ウンとダスで切れるんですよ、この語は。

 ということで、「快腸快便」の大見出しで宣伝をぶちこんで来たのがこのウンダス3。腸と引っかけてるんでしょうけど、「便秘の超恐怖」とかなんとか内容もわけわかりません。なんにせよ随分直接的なネーミングだよ……。

・・・
 昨日は更新もさぼって課題レポートを深夜までやったおかげで、今日は学校で眠い眠い。空き時間に図書館のAVコーナーの視聴ブースの机に突っ伏して、マーラーの9番をBGMに2時間も惰眠をむさぼってしまった。なぜマーラーか、俺。

1月25日
 朝青龍優勝で横綱も決まりですかねー。彼は本当に見ていて気持ちのいい相撲をとりますなぁ。

今月のSFマガジン〜
 「ことのはの海、カタシロノ庭」に登場した深堀骨氏がすごいアホ。以前、マンホールの蓋を愛してしまった主婦の物語「愛の陥穽」でマガジン初登場したときから注目してはいたのだが……。ざんすざんすさいざんす。すぽこーん。ということで(どういうことだ)。
 一番の注目は次号予告かな(おいおい)。「SFが読みたい!」の刊行もあることですし、来月は楽しそう。来月号には小林泰三、飛浩隆、野尻抱介、林譲治、牧野修の各氏が登場とか。小林さんの「虹色の高速道路」の正体も気になることながら、なにより野尻版『タウ・ゼロ』というのは大期待です(タウ・ゼロというのは事情があって止まれなくなったラムスクープ宇宙船が延々と加速を続けながら飛び続けるという長編。初めから終わりまでただ宇宙船が飛んでいくだけの話で、そこには人生の悲哀もなければ崇高な思索もない、あるのはSF的感動のみという実に割り切った作品なのです)。個人的に『タウ・ゼロ』は究極のSFのひとつだと思ってるので、こう銘打たれては期待しないわけにゃいきません。

 で、近況より。
風野氏「毎週スター・トレック・エンタープライズを心待ちにして過ごす日々です」……大丈夫なのでしょうか。
横田氏「まあ貴乃花状態ですね。そろそろ引退も……」……元気を出してください、としか言いようがないです。

 あといさましいちびのイラストレーターこと水玉蛍之丞氏の休載が正式に告知されてますね……。うーむ。

1月26日
 観戦する早川書房社長もばっちりTVに映ってましたね、千秋楽。以下、各段の優勝者なんですが……。
【幕内】東大関 朝青龍(モンゴル出身、高砂部屋)=14勝1敗
【十両】西筆頭 朝赤龍(モンゴル出身、高砂部屋)=11勝4敗
【幕下】西6枚目 黒海(グルジア出身、追手風部屋)=優勝決定戦
【三段目】西33枚目 時天空(モンゴル出身、時津風部屋)=7戦全勝
【序二段】東67枚目 闘鵬(兵庫県出身、大鵬部屋)=7戦全勝
【序ノ口】西30枚目 琴欧州(ブルガリア出身、佐渡ケ嶽部屋)=7戦全勝
えーと、大相撲って日本の国技でしたよね? なにか間違ってませんか、これ。

・・・
 今月の活字倶楽部の有名作家アンケートの企画に滝本竜彦氏が書いておられたので読んでみました。すごいですね。短い文章の中にもほとばしる(ダメという名の)才能を感じます。なんでこの人の文ってこんなに笑えるんだろうなー。共感できるからかなー。
 2002年に読んだ本のベストはハリー・ポッターだそうで、まあアンケート実物を読まずとも理由は推して知るべしという感じ。今年の抱負も、朝早く起きて仕事をバリバリしますとか、インドに修行に行ってきますとか、ありえないことを書くばかりで新作のsの字も出てきませんよ……。
 菅浩江氏なんかはまじめに新作の予定を書いておられるのに……って、Jコレクションの新刊予定7月!? 何時の間にそんな先になったんだ……。

・・・
 こちらに真剣に協力してくれている人の前で無闇な自己卑下をするのは考え物ですね。相手にとっても非常に失礼でした……。
 心から誰かに感謝したいときというのは、それだけでなんだか幸せだったりします。

1月28日
 いやあ、今朝があまり早かったので昨夜の更新はさぼってしまいましたよ。何しろ日の出前に起きたんですからね……。驚異的だ。というかあしたも早いんだけど。

 ところで、「イリヤの〜」の浅羽妹は怒鳴る際に「お兄ちゃん」を「ほ兄ちゃん」と発音しますよね。ということは、お祖父ちゃんのことは「ほじいちゃん」となるのに違いありません。ほじいちゃんって「ほうじ茶」と良く似てますね。
 ……ごめんなさい。いや、ほうじ茶を飲みながらふと思いついてしまったのですよ。

 真空ダイアグラム大感動しつつ読了したのでレビュー書きたいのだが時間が……。というかレビューページなくすか、もう。

1月29日
 寒い寒い寒い!!!!!
 そんな中、某駅前の吹きさらしの本屋の軒先で立ち読みしてた私はアホです。はい。
 岩明氏はやっぱりこういう感じの歴史物か。デビュー前からの企画というのはしかし楽しみではある。まあアフタヌーンなら読み逃したりはしまい。
 今日は結局アフタヌーンは購入しなかったのだが、このシンイチ&ミギーストラップはちょっと、というかだいぶ、というかものすごく欲しいかもしれない。ちょうどストラップ壊れつつあるしなぁ。買うか。よし、買おう。ここで宣言しておきます。
 アフタヌーンを買うぜ。そして全員プレゼントに応募するぜ。ミギーストラップを手に入れて、そしてもちろん使用するぜ! ミギーをケツのポケットからぶらさげて歩くぜ!(ただ、実際に使用するとなんだかミギーがポキッと折れそうな気もして怖いなぁ)

 Dainackさんあたりもおひとついかがですか?

 しかしなぜか鬱だSNOWの評判が良いようだな……世の中不思議なこともあるものだ。

1月30日
 まいじゃー推進委員会!さんのところで泣けるライトノベルを募集していて、誰も書かなければ秋山完作品を紹介してこようと思っていたのですが、出てますね。SFと思いきや最後はなんだか感動ファンタジーになる作風は合わない人は合わないんだろうけど私は好き。私が初めて涙を流した小説はこの人の『リバティ・ランドの鐘』であったような気がする。
 秋山氏の唱える「懐かしい未来」という言葉も好きです。麻枝氏の唱える「まだ見ぬノスタルジイ」もそうですが、郷愁とか青臭い信念なんかへのこだわりが私の後ろ向きなツボに入るのでしょうなぁ。

・・・
 とても些細なことで精神が不安定な今日この頃。あぁ、これは久しぶりにスイッチが入ってしまったかな……参った。

・・・
 なんだか世の中たいへんみたいです。

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