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もりげのどうかと思うような日記

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2004年10月06日(水) 秋晴れ

外出

久しぶりに出歩いたら足が痛い。ちょっと歩き回っただけなのに、だ。もう足の筋力なんて40代50代なみに落ちていそうな勢いである。その辺の健康なおばあちゃんと足相撲をしたらあっさり負かされそうである。

そこでよい案を思いついた。家の中で簡単に根性と足腰を鍛えられる方法だ。家の中じゃなくてもできる。

移動するときは必ずうさぎ跳びをしながらゆくのだ。駅の階段なんかもうさぎ跳びで昇り降りである。その前時代的かつ非科学的なハードトレーニングをこなす姿に、道行く人からはおひねりすらもらえるかもしれない。うさぎ跳び星人として有名になるのだ。その辺の安っぽい大道芸人なんて目じゃないのだ。

世界一不遇な作曲家?

ともかく、今日は久しぶりに秋葉原なんかにも行って、石丸でアラン・ペッテションの七番を手に入れたりしました。初ペッテション。

このペッテションという作曲家、倉阪鬼一郎さんの日記、4/4の週の「今週のBGM」のところに詳しく書かれているように、暴力的な父親や極度の貧困、そして束になって襲い掛かる病魔と、考えられないくらいにつらい人生を送った人らしく、実際その曲も荒涼たる大地と垂れ込める黒雲を思わせるような陰鬱な表現に支配されてます。

この七番のシンフォニー、30分過ぎに叙情的きわまる暖かい夢のような楽想が出てきて、そのベタベタな甘さがしかし、全体の暗さの中で実に痛切に響くもので、ともかく泣けます。

20世紀の作曲家ではありますが、伝統の調性音楽の作曲法を守っているため、不協和音の多用されるどす黒い表現の部分もそれなりに耳になじみやすい。

聴いた印象だと、ポリフォニーの書き方がちょっと耳につく部分もあり、作曲の技術という点ではたとえばマーラーなんかには及ぶべくもないように思えますが、それでも人生の苦難と祈りが直接に出たような切実な音楽で、私は大変感動しました。

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  1. もりげ (04-13)
  2. トリガラ (04-13)
  3. V林田 (04-12)


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