日が暮れたあと、川べりの道を歩いていると、いろいろなものに出くわす。猫とか。鴨とか。
いちばん疑問なのが、女子中高生はフェンスやら車止めやらによじ登って一体なにをやってるのか、ということ。彼女らは必ずふたり、あるいは3人のグループで、カバン類は地べたに放り捨て、高いところに腰掛けてなにやら話し合ったり、話し合わなかったりしている。
街路灯の明かりだけを頼りに、たまにきゃらきゃらと笑いあって。
あれは何なのだ。あの会合は毎晩開かれているのか? メンバーは一定しているのか? 日が暮れてから集まってくるのか? それとも日が暮れる前から準備されているのか?
毎晩開かれていて、日が暮れてからわらわらと出現し、しかもグループのメンバーは実は少しずつ入れ替わっている、という可能性が一番怖い。ぼくの理解できないような知的コミュニケーションが、夜な夜な行われているのだなあ。
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