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もりげのどうかと思うような日記

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2006年10月01日(日) なんとか急な依頼をこなした

読書観察

電車なんかに乗ってるとき、人が読んでいる本を覗き込むような真似は、最悪である。プライバシー侵害だし、何かしら陰険な感じがする。第一、そういうことをしてるのを見かけると大変に不快である。

というくらいに自分の理解が深いということを述べた上で、白状する。私には、人の読んでいる本をついついこっそりとチェックしてしまう癖がある。だって気になるんですもの。

モノトーンの色あわせで素敵に上下をキメて、嫌味のない程度にアゴヒゲなんか生やしちゃったようなカッコイイ若者が、SFマガジンを読んでいたこともある。まあ、これは表紙なんかも丸見えなわけでまるで罪悪感なしに観察できた。

座席に座って読んでいる女性の本を覗き見して、「スピリチュアルのなんたらかんたら神秘」みたいな文章が目に入ったりすると、なんとなく暗い気持ちになって、ため息ばかり出たりね。

今日なんかは、小太りで眼鏡でチェックのシャツに妙に赤いリュックを背負った男が乗ってきて、彼が読んでいる文庫はなんだろうかと思ったら、『とらドラ! 3』なのだった。いやはやなんとも。ついつい肩越しにどこを読んでいるのか追いかけてしまう。罪悪感とともに、であることはお断りしておく。

で見てたら、大河が叫んだところまで読んだ彼はこう、本を閉じてぼんやりとした目で車内広告を見回しながらなんかを反芻してたりするのでした。うむ。お前は仲間だ。

彼はイヤホンをして何かの音楽を聴きながら読書してたようなんだけれども、いったいどんな音楽を聴いていたのか気になって仕方がない。すごく耳をすましてみたけれど、けっきょく音なんか漏れてこなくて、わからずじまいであった。

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