パプリカ公開にあわせてテレビでやってたんだろう、『東京ゴッドファーザーズ』を録画して観る。どう設定しても画面が小さくしか映らなくて困った。画面外に(パプリカ宣伝の)テロップ流すために放送局側で設定してあるんだろうか。迷惑至極である。
なんにせよ、よい映画。映像的には実写でやってもぜんぜん問題なさそうだけれど、あの偶然につぐ偶然からリアリティを引き出すという作業そのものが、二次元の絵を動かして世界を作ってしまうアニメという形と相似している。そんな面白さがあるんじゃなかろうか。……とか考えたんだけど、監督本人がここの「決算2002-54」で書いているのによれば「元々アニメーションではなく、実写で作ったら面白いのではないかと」考えていたんだそうな。コンセプトとしちゃあ逆だったんだな。
今監督の作品は『パーフェクトブルー』しか観てなかった。なんでパーフェクトブルーか、というとあれだ。岩男潤子ファンだったから。そんなこと抜きにしてもあの映画は原作小説を遥かに超える出来だったけれど。だからまあ、今作品は常々けっこう気にはなっていたのだけど、きちんと劇場に足を運ぶということがなかったのは私の不徳の致すところであります。
ところで『パプリカ』は女性にも人気、とか聞きましたが本当ですか。女の子誘って行っても大丈夫ですか。
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