solaと関係ないんだけど、今週のグレンラガンはちょっと泣かされそうだった。シモンの名乗りシーン、歌まで入れるのは反則。「80年代風」だという第2部に入ってからグンと面白くなった感。
さてさて、solaですが。登場人物同士の関係が許しに満ちているのが希望として働いているのが好きです。
よく人外であることを気に病んで、ドツボにはまっていくようなシナリオがあるけど、この話はそういう風でないところが良い。だからといって、人外であることを肯定してもそのまま幸福へとつながるわけでないところも。
実のところいちばん謎なのは茉莉の恋心の理由だけど、好きになるのに理由なんていらないもんね。それに能登かわいいから何でもいいや。
で、ここまでくるともう落とし所がどこなのか、ってあたりに興味が集中してくるんだけど、正直まだぜんぜん読めないんだから物語としちゃ成功ですな。まあ、うまくまとまること前提で。最終話の脚本に久弥直樹も参加するらしいということがわかったので、なんか綺麗な形はとりそうな……。ラストのひとことの科白のためにいろいろ積み上げるのが久弥節だと理解している。
しかし1話で茉莉が持ってた写真は最重要な伏線だとばかり思ってたんだけど、あれどうやって回収するつもりなんだろ。ここから例えば時を超えてどうこう、という話に持っていけそうな気がしないしなあ。これで回収されなかったら別の意味で泣く。
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