トップ «前の日記(2004年07月02日(金)) 最新 次の日記(2004年07月04日(日))» 編集

もりげのどうかと思うような日記

過去の日記
feed:RSS/atom

2004年07月03日(土) ア・ヤ・シ・イ

ヤマダ

山田ときいて誰を思い浮かべるか? 山田正紀、山田風太郎、山田悠介、山田一、山田奈緒子、ホーホケキョとなりのやまだくん、etc. たくさん出てきますね。

というわけで、山田耕筰の舞踊詩というやつを見に行ってきた。ちなみにこの「というわけで」のところで「どんなわけだ!」という突っ込みを入れつつ読んでいただけると幸いである。

というわけで、山田耕筰なんである。「赤とんぼ」「からたちの花」「この道」の山田耕筰である。美しい童謡で世に知られる彼なのであったが、しかし。彼の本性はそんなものではなかったのだった。

プログラムは前半はピアノ独奏およびピアノ+テノール+舞踊。後半は管弦楽+舞踊。たとえば前半のピアノ曲「青い焔」は、プログラムから引くと次のような物語を表しているという。

夜、古城の暗い一室に人の生き血で塗られた真紅の柱があり、柱の上部からは青い焔が吹き上げている。その部屋に疲れきり縄をからだに絡めた男女が現れ、ふらふらと接近し、柱をはさんで結びつこうとするが、焔に縄を焼かれ、血を流し絶命する。2つの死体は朝日を浴びて終わる。

全体に禍々しい静謐とでもいうべき和音で構成された音楽。山田耕筰がこういうものをお好きだったとは初めて知ったさ。

で、ピアノ独奏が終わったら舞踊が入るのだが、この白河直子という人はかなり有名なコンテンポラリーダンサーらしい。異様な雰囲気をまとっていてなかなか。しかし、熱狂的に繰り返される中年男性のブラボーの声は、上半身裸で踊る彼女の乳首に対して向けられていたような気がしなくもない。なんで裸なんだろう……誰か教えて。

後半メインの「マグダラのマリア」がなかなかすごかった。ワイヤーで宙吊りにされた5体の人間(5人、とは言いづらいような奇怪な雰囲気なのだ)がびくんびくんしたりする妙なシーンから始まる、原曲とはあんまり関係なさげなダンスだった。白いドレスを着た白河直子が、小麦粉だかなんだかの塊を次々に投げつけられて悶絶しながら転げまわる場面、エロすぎ。マグダラのマリアとはぜんぜん関係ない振り付けにしか見えないのだが。

コンテンポラリーダンスってのはしかし異次元につれてってくれますね。

アニメ新番組

チェック予定が多すぎ……。今まで見てた中からいくつか切らないと無理かもしれない。週10本超とかそんなに見てる時間あるわけない。でもたとえば、アニメ魂のエロゲモノのために鉄人28号を切る、とかってのもありえないしなあ。

[]

  1. もりげ (04-13)
  2. トリガラ (04-13)
  3. V林田 (04-12)


mail:gerimo@hotmail.com