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もりげのどうかと思うような日記

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2004年08月03日(火) 鳴り響け

勝負

本業の練習中だったのだが、どうにも気になってふらふらサッカー観戦してしまった。といいつつ、ハーフタイムに入ったらとりあえず練習に戻る、などとやっていたら日本のゴールシーンは中澤が追いついた場面以外ぜんぶ見逃してしまったのだけど。

しかし見てて疲れる試合だったな……。遠藤が、会場の雰囲気に飲まれたとしか思えないジャッジで退場になったあたりから、もう半分あきらめモードだったんですが。

なんにせよ今大会の中国人のブーイングはあんまりだ。粘着質な国民性ですねほんと。

しかし、セルジオ越後は

「中国には申し訳ないですけど、こんど中国が日本にきたらアウェイ状態にしてやりましょうなりますね」

などと言ってたけど、それじゃだめだよ! 憎しみの連鎖は何も生み出しはしないよ! 断ち切る必要があるよ!

だから、中国が来たときにはあたたかい拍手で迎えてやろうぜ。そうすれば奴らも自分たちの過ちに気づいて涙を流して反省するに違いないぜ。いくらそれが本心とは相容れない嘘だとしたって、高潔を守り誇りを持った態度を演じるという勝負の仕方だってあるのだ。物語のヒーローを気取ってるだけの鼻持ちならない考え方なんだろうけど、ぼくは割とそういう嘘が好きだ。嘘だろうがなんだろうが物語は美しいに限る。

忘却の旋律

実は見逃していた回が多数あって、今になって気になりはじめたのでそれらを集めて見てます。

みんなもっとこの作品のヤバさを知るべきだと思います。意味ありげにちりばめられた象徴はエヴァ以上に意味なさげだけど、それを置いとくにしても真っ赤なフィルターをはじめ強烈な演出の中毒性、間抜けなエージェントの名前や力の抜けそうなギャグの逆説的な迫力、サービスだか雰囲気づくりだかなんだかともかく随所にエロさが香る展開のおいしさ。部分部分とって見ればふざけてるとしか思えないんだけど、その実どうやら設定もプロットも練りに練ってあるっぽい。

はじめはただのオバカアニメかと思ってましたが、そのオバカすら飲み込んでしっかり異常な世界を構築してます。「モンスターとの戦いに敗れ、その支配に甘んじている人類」という状況をこんな奇妙な形で描くという発想そのものが凄い。癖になる味だ。今後の展開次第だけど、今期最高のSFアニメだと思う。いやSFなんですってば。

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  1. もりげ (04-13)
  2. トリガラ (04-13)
  3. V林田 (04-12)


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