秋葉原の駅構内で、比較的大きな舞-HiMEのポスターを見かけた。しかし私はそれを注視すべきではない。なぜなら、それはポスターの内容に興味を示すということであり、「ハイクオリティ萌え&燃えアニメ」などと銘打たれたような作品に興味を示すような行為は、正常人たちからは「キモヲタ」というレッテルを貼られかねないものだからだ。正常人たちは、近くにキモヲタが存在することによって、精神的に不安定になることもある。私は彼らを不安定にすべきではない。しかし、私はキモヲタではない。そのような思いあがった考えを抱くことは、本物のキモヲタにあまりに失礼だ。
私は実際は舞-HiMEにはかなり興味がある。それは実際毎週欠かさず録画していることからも明らかだ。つまり、私がそのポスターになるべく目線をやらぬように通り過ぎた行為は、嘘をついたことになるのだろうか。私は嘘つきであり、それは泥棒の始まりなのだろうか。
だがポスターは、まだ舞-HiMEを知らない人に向けられたものと考えられる。それならば、私はそれを注視する義務はないとも言えるのではないか。つまり、私の行為には問題はないに違いない。
……某小説の文章に思考まで毒されつつあります。やばい。
mail:gerimo@hotmail.com