今日は合唱練習のようなものの伴奏をやってきた。フォーレのレクイエム、あまりに美しい曲。こういうものを生み出してくれたのだから、キリスト教の存在には感謝すべきである。
道行の途中で母子連れの大群とすれ違った。母親だけがやたら気合の入った服装と気合の入った顔立ちでピリピリした雰囲気で、一体何事かと思っていたのだが、どうやらいわゆる「お受験」だったらしい。ピリピリした幼稚園児というのは見たくないもののひとつのような気がするので、母だけ気合入ってるというのは正しいあり方だろう。受験に成功すれば母は神に感謝するかもしれないが、子供はおもしろく笑ってすごせればそれで幸せなものだ。
久しぶりに膝に乗ってきた猫を暑苦しくて邪魔だなあ、と思いながら、でもやっぱり神よりは猫の方が好きではあるのだった。
mail:gerimo@hotmail.com