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もりげのどうかと思うような日記

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2004年12月12日(日) ゲオル牛

お手伝い

昨日は日本語も英語もしゃべれない先生のところに行っていた。ほとんど言語による意志の疎通は不能だ。通訳の人がついてきてくれたのはとてつもなくありがたいことであった。

学校側が用意した外国人の客員教授への寮のようなものがあるのだけど、そこは見るからに古ぼけていて、実際、建て付けが悪いのか窓が閉まらなかったり、水周りやら冷暖房、音響設備に問題を抱えているようだった。

レッスン後、CDが鳴らないというので通訳とふたりでいじくってみたがどうもいけない。先生と通訳はあっさりあきらめて他の問題を話し合っているけど、こちらは彼らの話がまるでわかりません、というような顔をして――というより実際わからないのだ!――佇んでいるのもバカバカしいではないか。

だからこっちはこっちで往生際悪くアンプの接続をチューナーにしてあれこれ触っていたら、突如大音量でR&Bが流れ出して3人は肝を潰した。一様に肝を潰した様子のその3人の中に、犯人が一人いるのだが。……ボリューム上がったままなのに気づかなかったアホです、すみません。

ともかく、チューナー用の入力端子は生きていることがわかったので、CDプレイヤーからの出力をチューナー端子に入れて一応解決を見た。感謝されるべきは私ではないか!

うまいラーメン屋

そのあとラーメンを食った。どうやらかなり有名な店だったらしく、午後3時という時間にも関わらずいくらか待たねばならないほどの客の入りで驚いた。うちの近くには午後6時でも人っ子一人いないラーメン屋もあるというのに。

背脂をたっぷり使った塩スープは確かにおいしかった。ラーメン屋の人気はやはり味に比例するのだろう。

しかし、人っ子一人いないラーメン屋のラーメンだってもしかしたらそれくらいおいしいのかもしれない、と夢想することはできる。ただ、客が入っているのを一度も見かけたことがないから、誰も入る勇気を振り絞れないというだけのことなのかもしれない。だから、誰一人その味を知らないまま、うまいラーメン屋は朽ち果てていく……。なんと悲しく、詩的なビジョンだろう。

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